ども!こばさんです!
7月は丸火の森はずうーーーーーーーーーっと雨霧雨雨雨雨霧雨でした。
でも、ヤマユリはたくさん咲いていました。
大きくてきれいでした。
8月になってオニユリが咲きました。
公園を歩いていてオレンジが目立ちます。
実物は見事なオレンジ色ですが、
下から撮影したので薄く見えます。
日本のユリを幕末にシーボルトが欧州で紹介してブームになったのもわかります。
ユリの種類によって葉っぱの付き方も形も若干違います。
ちょっと勉強してみたいと思います。
矢印の葉っぱの付け根にあるのはむかごらしいです。
種ではなくむかごで繁殖なんてヤマイモみたいですね。
繁殖の仕方もそれぞれのユリでちょっとずつ個性を出しているようです。
5~6月はササユリ・ナルコユリ
6~7月はヤマユリ
8月はオニユリ
ユリのバトンリレーは続きます。
どれが一番きれいでしょう?
今日も自然を楽しんだ
<<担当:小林(こばさん)>>
ども!こばさんです!
ウチの施設は「自然の家」なので、
誰も泊まっていない時でも勝手に宿泊しているヤツいます。
秋口はジョロウグモが多いのですが、
この人はこばさん初めてお会いします(認識します)
「巣に白い✖って?」
蜘蛛の巣って目立たないようにするものだと思っていました。
もっとよく見てみると・・・・・
脚も2ほんずつそろえて行儀良い印象。
腹部の背中とは思えない鮮やかな模様
黄色と黒と白そして点々
レスラーのマスクみたいですね。
調べたらコガネグモの仲間の様です。
みんな白いX型の隠れ帯を巣につくり、二本ずつ足を揃えるようです。
大きさからコガタコガネグモかな?
引き続き観察したいと思います。
今日も自然を楽しんだ。
<<担当:小林(こばさん)>>
ども!こばさんです!
暖かいと思えば寒くなり、寒いと思えば暖かい。
「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉どおり、
春分前で季節がいったりきたりしています。
今日は丸火公園自慢の溶岩露頭の除伐と清掃です!
まあ、この辺の大地はみな富士山の子(富士山の溶岩から成り立っています)なので、
溶岩もそんなに珍しいという感覚はないのですが、
実際に登って清掃してみると発見もあります。
じゃじゃ~ん!
●露頭の上でみつけたその1『コアカミゴケ』
地衣植物の一種で日本では低地から山地にかけて広く分布し、
地面や朽木・針葉樹の上に育つらしいです。
・・・なのでこばさんが知らないだけでそんなに珍しくはありません。
露頭は急斜面なので、普段は地面に近いところにひっそりいる森の仲間も
目につきやすいですね。
コケ類地衣類がいいなあと思うのはこの近くで見たときの『はこにわ世界観』ですね。
ほんの小さなスペースにたくさんのミニチュア植物が集まって世界を作っています。
じーっと見ていると、いろんな小さな生き物が住んでいるような気がします。
虫眼鏡でみるともっと楽しいかも知れませんね。
じゃじゃ~ん!
●露頭でみつけたその2『タチツボスミレ』!
「また、こばさん!それもよくあるよー」とか声が聞こえそうですが、
でもでもこいつはがんばっています!
溶岩の上の小さな隙間で一生懸命生きています。
数本から10本程度の茎が生えるそうなんですが、今回は一つです。
鎌を振り回していたので危なかったです。
一般に日本の大地は100年で1㎝積もるようです。
丸火の噴火から考えると10㎝ちょっとの大地です。
なので溶岩の上でコアカミゴケやタチツボスミレがへばりつくように
がんばっていると応援したくなります。
よし!明日もがんばろう!
<<担当:小林(こばさん)>>
ども!こばさんです!
ついこの間まで暑かったなあと思うのですが、
丸火ではさらさらガサガサと秋の足音が近づいています。
(個人的には枯葉の落ちる音や踏む音が秋の足音です)
毎朝、仕事前に公園内を歩くのですが、発見の毎日ですね。
枯葉に埋もれた朽木の上に、てらてら光るなめこのようなきのこ発見!
黄褐色というか茶褐色というかの傘色
縁は白っぽく。傘のうえにはリン片の残りが大きくのこります。
またまたなんだろう?食べられる予感。
図鑑の写真をいくつか比べます。
図鑑に書いてある特徴とひとつひとつ比べてみます。
この作業は気をつけなければなりません。
「食べたい食べたい」と思っていると
人間はどうしても合致した特徴(都合の良い部分)しかみえなくなります。
「図鑑と合致していない部分を探せ!」と図鑑に書いてありました。
なるほどもっともだなと思います。
結論としてチャナメツムタケ(茶滑錐茸)でした。
「少し土臭いが野趣のある風味が楽しめる」との記述のとおり、
すごく土臭いきのこでした。
で夢中になると、こばさんも森の中で座り込んでいくつかの図鑑を拡げて
「うーん、うーん」とうなっています。
「やっぱり、これだよなあ」「ちがうかな」大きなひとりごと話しています。
人からみると「変な人が森でつぶやいているよ」かも知れません。
でも丸火の森には座り込んで草に話しかけている人もいます。
どうか丸火の森でみかけても、心広くやさしい目で見守ってください。
この間はリスが見守ってくれていました。(リスいいやつ!)
〈〈担当:小林(こばさん)〉〉
ども!こばさんです!
丸火の森にも秋が来てます。
きのこです。
去年は全然名前がわからなかったのですが、
『少年自然の家の指導員がそんなきのこも知らんのか』
と言われないように、
今年は『きのこ図鑑』を両手に
(『何冊も写真は比べて、文章もちゃんと読め』と書いてありました)
丸火に生えているきのこをチェックです。
そして、これは「ナラタケ」です。食用なのでいただきました。
ごちそうさまでした!
手持ちの図鑑2冊と少年自然の家の図鑑とネットの図鑑2つの写真を全部比べて
ようやく確信をもって同定です。
きのこの同定って難しいですね。
表情や色も場所によって少しですが変わります。
だから面白いんですが。
そしてこちらは『ブナハリタケかも』です。
こばさんの実力では同定できません。
ほとんど、ブナハリタケの特徴と合致するのですが、
「大群生」するらしいのに「大群生」していません。
ほぼ単独のこの2つです。
もうしばらく観察してみて増えてきたらきっとそうだと思います。
でも、他の可能性もあります。
きのこって奥が深いです。
丸火できのこ教室講座やりたいなあ(受けたい)。
〈〈担当:小林(こばさん)〉〉
ども!こばさんです!
丸火の森を歩いていたら、なんだか違和感のある景色。
違和感の原因を景色の中で探してみると。
いつも見ているコナラと溶岩と草とコケの他に。
いました!『キツネノロウソク』
にょっきりと生えています。
先端のグレバが無くなっちゃっています。
調べると他に『キツネノエフデ』『コイヌノエフデ』
似たりよったりのキノコがあります。
次は『ムササビタケ』!
こちらも『イタチタケ』『ムジナタケ』のどうぶつ仲間がいます。
コケの生えた朽木の上にワラワラ生えています。
なんかこの小さな世界観が好きです。
そして次はこれ!
全体に行きわたるこの紫色。
毒だろと思ったら、加熱して行けます。
『ムラサキシメジ』
まるびの秋はたのしいものばかりですね。
〈〈担当:小林(こばさん)〉〉
皆さん!台風前の貴重な晴れ間を有効に使えましたか???
丸火自然公園ではこんなきれいな富士山が見えました。
公園内の「ちびっこ砦」からの富士山です。
ドイツ人のスカウトグループが滞在しているのですが、
お天気が良いうちに富士山を見る事が出来て良かったです。
宝永山も、噴火口も、くっきりはっきり見えます。
真一文字に森林限界、そして5合目のレストハウスが光っていますね。
写真はジミーさんが撮ってきてくれました。
身長190cm、体重120kgのジミーさんが「ちびっこ砦」に登っている姿!
それを後ろから見たかったなぁ
ちびっこ砦はこちら(左側) 富士山はちびっこ砦の左奥
右側写真の奥の方にすこーし富士山の裾野が写っています。
皆さんもお天気が良くなったら見に来てください!
〈〈担当:望月(あーちゃん)〉〉
ども!こばさんです!
朝、丸火の公園を歩いていると、ふと誰かに声をかけられた気が。
そっちを見ると快適そうなおうちに住んでるキノコの姉妹が
こっちを見てました。
「キノコはやっぱり木の子で木に住んでいるんだあ!」と
妙なところで妙な方向に感心します。
ぐいぐい前へ出てくる妹と人見知りしそうな姉みたいですね。
お名前を調べてみたら『クヌギタケ』(可食)
住処は苔むした朽木や切株となっていました。
(もうちょっと調べると・・・初めは白くて成長するに従い薄いピンク色に変わるそうです。
つまり、こばさんは姉妹の順番取り違えてますね)
丸火の森にはいろんな生き物が住んでます。
じっと息をひそめたり、自分の動きをとめると
いろんな生き物に気が付きますよ。
あと、普通に歩いているだけなのに、結構自分は騒々しい奴だなと気が付きます。
〈〈担当:小林(こばさん)〉〉
ども!こばさんです!
今日も今日とて丸火で活動中ですが、
ししょうが小学校の飯盒炊飯指導をしている時、
居眠りこいてるやつ見つけましたっ!
小学生はまじめに聴いているのに、
こいつときたら、こいつときたら
ぐうぐう寝てます。
(朝大雨だったので体を早く乾かしにコンクリ上に出てきたが、気温が低いのでうまく活動できてないかも)。
細身ですが、60㎝くらいはありそう。
子どもたちの群れからわずか2mくらいにいます。
『女性の先生に投げて、林間学校のみんなの思い出つくりにしよう』という
積極的活用案も出ましたが、
子どもたちに気づかれないうちに静かにそっと林に返すことに
先生たちと決めました。
いままで見たことの無い蛇でしたが、
調べたら「シロマダラ」
最大70cmで日本に幅広く生息する固有種で無毒。
幻の蛇と言われるが、単にみかけることが少ないだけらしい。
こうして「幻のへび」を観た、こばさんと先生たちは
「金運UPしているかも」と宝くじの購入を検討するのだった。
(『単にみかけることが少ないだけ』は無視)
あなたも丸火でシロマダラをみつけて金運UPしませんか?
丸火自然公園では様々な生き物たちがあなたとの出会いを
待っています。
(注意:「金運UP」したかどうかは個人の感覚により差異があるため、
必ずしも実感できるとは限りません)
〈〈担当:小林(こばさん)〉〉
ども!こばさんです!
公園内遊具の点検であるいておりますと、
見つけました!
森の白い妖精シロキクラゲ!・・・と呼ばれているかどうかは定かでないですが。
中華料理の杏仁豆腐なんかに使われるやや高いきのこ。
雨後で水分が多いのか、透き通って見えます。
触ってみるとヌルヌルっとして崩れたところてんみたいな感じがします。
食感を楽しむタイプのキノコなので食味試験はパスです。
さらに同じ木ですが、サンゴタケでしょうか?
これから育つのでしょうか?
それとも誰かにとられた後でしょうか?
またまた森にくる楽しみができました。
〈〈担当:小林(こばさん)〉〉
猛暑がやわらぎ、秋の気配が感じられる丸火自然公園です。でも、まだ紅葉するには早いのに、茶色くなっている樹がたくさんあることに気づきます。
実は、これ「ナラ枯れ」と呼ばれる病気で、コナラやミズナラといったドングリがなる広葉樹に、カシノナガキクイムシ(カシナガ)が媒介する、「ナラ菌」が原因とされています。この夏、一気に丸火自然公園内で広がってきました。
数年前から静岡県内でも西部や伊豆を中心にナラ枯れが広がってきており、ついに丸火自然公園でも広がってきたようです。
茶色くなっているコナラの根元をよく見てみると、小さな穴が開いており、その周りに細かい木くずが落ちています。これはカシナガが穴を開けた跡で、コナラの中に卵を産みます。ところがカシナガにはナラ菌が着いており、ナラ菌に感染したコナラは細胞が傷けられ、水分を吸い上げる道管が目詰まりを起こして葉が枯れてしまうとのこと。
ただ、松枯れのように全滅するほど強い感染力はないようで、2-3割が枯死するものの、感染しても枯死しない個体もあるそうです。
実際、明らかに穴が開いてカシナガが入った跡がある個体でも、枯死していないものもあり、抵抗性を持っている個体もあるようです。
これは少年自然の家屋上から南側を撮った写真です。色を補正していますが、この時期、本来なら一面緑色の森が、所々赤・茶色になっています。もちろん、季節外れの紅葉ではありません。
ナラ枯れ、数年で収まると言われていますが、道路沿いやテントサイトなど、通行の多い場所を中心に広がっています。富士市林政課とも相談しながら、枯損木の除去を検討していきます。
それにしても、なぜこの時期に急に広がってきたのでしょうか。
かつて薪炭林として定期的に人為が入り、伐採されていたコナラ林ですが、ここ50年あまり放置され続け、大きくなり過ぎたことが被害を拡大させたと言われています。
人間が手を入れなければ、自然が手を入れて適切な密度に間引く。そう考えると、自然の不思議を感じます。
《大武ウォーリー》
ども!こばさんです!
自然の家はとにかく自然がいっぱい。
毎朝、壁に動くタペストリィ(主に蛾)や天井からモビール(主にクモ)がつる下がっています。
今朝は事務室の窓を開けようとしたら、ニイニイゼミが現れました。
中にいたようです。
人生いやセミ生短いのにこんなところで油を売っているヒマはないはずです。
すぐに外へはなしました。
次のお客さんはトンボです。
玄関を入ろうとしたこばさんの頭にくっつきました。
「これはナニトンボですかね?」とナナさんにふります。
ネット検索しますが、なかなかわかりません。
一時おあずけにして、草刈りに出かけました。
そしたら、いました。
シオカラトンボと交尾してました。
違う種類と交尾するの!?
一瞬思いましたが、そんなはずありません。
交尾した後、オスは他のオスを近づけないように産卵中のメスの周りを
警戒してます。
種類まちがっていないようです。
シオカラトンボと言えば青っぽくてしっぽの先端が
黒です。みんなそう思い込んでいました。
ネットをよく読むと
メスや若いオスは黄色でムギワラトンボの名前があるらしい。
さらによく読むと
メスでも複眼は緑のままだが体色は青くなるらしい。
どっちもありなのね。
こばさんにくっついてきたのはメスだったようです。
あいかわらず意味のないもて方。
自然がいっぱい自然の家。
森のタペストリィやモビールを見ても
みんなびっくりしないで観察してね。
〈〈担当:小林(こばさん)〉〉
ども!こばさんです!
人間界にお住まいの皆さんはお暑い中がんばってらっしゃると思います。
まるびは7月はずうーっと曇りがちな天気でした。
でも、今朝はおてんとうさまニッコニコ・・・をとおりすぎて
ジリジリジリジリきてます。
公園についたときは多分24℃くらいだったのですが、太陽が出たらあっという間に
動くとちょっと汗ばむ26℃くらいに上がった感じです。
ノリウツギは相変わらず咲いていますが、今朝は新しい花発見!
タマアジサイが咲き始めました。
どこが『タマ』なんだろうと去年は思っていましたが、今年はわかりました。
つぼみが特徴的に丸くてタマのようだからなんですね。
あまり、他に花が見当たらないからなのか、虫たちに大人気みたいです。
左側のトラ模様のカミキリムシみたいな触角の昆虫は『トラカミキリ』
そのまんまですね。
右側のトラ模様に白ラインを入れてほっそりとしたアシナガバチみたいな
体型のくせに顔だけはアブみたいな昆虫は『ホソヒラタアブ』。
野山の昆虫や植物は形状が名前の由来になっていることが多いのですが、
これは「ひらた」さんが名付けたのでしょうか?
「ひらた」さんはどんな人なのかはまた今度調べてみたいですね。
いろんな名前を調べるとおもしろいですね。
〈〈担当:小林(こばさん)〉〉
ども!こばさんです!
岐阜県で熱帯低気圧に変わった台風6号のあとですが、
今朝丸火公園を歩いていたら、オオスズメバチに会いました。
ちょっと変な動きをしています。
この時期の公園で会うオオスズメバチたちは
樹液が出ている木で樹液をめぐって他の昆虫とケンカしているのを
よくみかけます。
でも、今朝みかけた彼女は何かを探しているのか、
つかれた感じで低空飛行で歩道脇をとんでいます。
あちこち溶岩の隙間をいろいろ覗いては出てきます。
『巣を作る場所を探す新女王?』
→時期が違います。4月ですよね。
『冬ごもりの場所を探す新女王』
→時期が早いです。
今の時期は働きバチが組織化されてきて楽になりつつある頃だと思います。
『台風の雨で巣をなくして(または迷って)しまった女王』
ちょっといつもより大きめなので女王にしておきます。
本当のところはどうかはわかりませんが、
かわいそうな気もします。
まるびの森では小さなことですが、いつもなにか起きています。
足跡や痕跡をみていろいろ考えてみると楽しいですよ。
〈〈担当:小林(こばさん)〉〉
ども!こばさんです!
今朝、丸火公園を散策していたら、白くてきれいなキノコ発見!
カサの下のつばも白くて天使の羽みたいです。
地面との境にも白いつぼ。
おしゃれな名前を期待してキノコ図鑑をオープン!
あったー!
「なになに、『つばとつぼがあるテングダケの仲間』、おお!なんか天狗なら羽も生えてる」
「それで『英名を死の天使』そうかやはり『天使』か」
「名前は『ドクツルタケ』そっか毒か」・・・・
猛毒なのね。『1本で大人1人の致死量を超える』
少しの遠慮もない猛毒でした。
自然の中にはいろいろな仕掛けがありますね。
でも、全部ひっくるめて自然なんですね。
〈〈担当:小林(こばさん)〉〉
ども!こばさんです!
今日は久しぶりにぴょぴょんとウサギが現れました。
連日やってくるにぎやかな小学生たちの
野外活動をのぞきにきたのでしょうか?
少年自然の家の看板下に隠れて
自然の家のつどいの広場をのぞいています。
小学生がにぎやかにいる間は
大きいシカやイノシシは見ませんし、
タヌキやキツネの糞(いまだ糞しかみせてくれない)も
あまりみません。
こういう小さい動物にはすごしやすい時期かも知れませんね。
『ウサギを見たからなんなの』と思われるかも知れませんが、
こばさんは取りあえず
なんかふんわりした豊かな気持ちになります。
そんな気持ちになりたい人はどうぞ丸火にお越しください。
もしかしたら、ウサギがまっているかもしれません。
〈〈担当:小林(こばさん)〉〉
ども!こばさんです!
朝、ササユリを探しに公園パトロール。
すげーササユリに葉っぱが似ているけど別のモノ見つけました。
葉っぱの生え方も互生で葉脈の並びもそっくり。
どうみてもユリ科の仲間です。
でも、ヤマユリやササユリと違って先端に蕾がありません。
おまけに葉のつけねから変な形のモノがぶらさがります。
蕾かなあと推測します。
いくつもぶらさがるのでにぎやかです。
ししょうに聞いたら、すぐ答えが出ました。
【『ナルコユリ』お祭りで使う鳴子のようだから】
どんな花が咲くんでしょうか?
ネットで検索すれば簡単ですが、今回は我慢してみます。
検索して『こんな花か』ってわかってしまうのもつまらないような
気がするのでちょっと人生に楽しみをとっときます。
便利がなんでも良いという訳でもないですね。
おっと!こちらはついでに見つけた5月の楽しみ。
木いちごのモミジイチゴさんです。
葉っぱがモミジのような形だからこの名前。
(「いや、こりゃあししょうの受け売りなんだけどね」とどこかで聞いたセリフ)
いつもは小鳥や森のけものたちに先をこされますが、
小鳥さんたちより先にこばさんが見つけました。
今週もついているようです。
〈〈担当:小林(こばさん)〉〉
ども!こばさんです!
中央広場の木のうろにニホンミツバチが巣をつくりました。
ということで、共生を目指して看板つくって周りを囲みました。
そうしたところ、やさしい人がいましたっ!
ミツバチのエサになるようにでしょうか?
おいしそうです?(こばさんは食べたことがないのでわかりませんが)
カブトムシとかクワガタのエサゼリーを巣の入口にででんと置いてくれました。
ミツバチたちも大喜び・・・でもないようです。
10分ほど観察しましたが、特にミツバチたちは興味を示していません。
ししょうと相談すると「クワガタのエサならスズメバチもきてしまうのでは」という話。
スズメバチはミツバチの巣を襲う強敵です。
平和に暮らしているミツバチの巣の前に呼んでしまうかも
しれません。
結局、撤去することにしました。
善意でおいてくれた人、ごめんなさい。
〈〈担当:小林(こばさん)〉〉
ども!こばさんです!
初夏も近づき、丸火自然公園にはいろいろな生き物が帰ってきました(起きだしてきました?)。
小中学生には不評ですが、カエルがたくさん出てくるようになると、
ヘビも出てきます。(雨上がりの晴天時は特に多いです。)
画像のハチはニホンミツバチです。
本来、自然公園なのであまりどの自然に対してもエコヒイキはしないのですが、
子どもたちがよく利用する中央広場の木のうろの低いところにに巣作りをしてしまったので、
周りに柵をつくって、子どもたちに注意喚起し、子どもたちもハチも双方平和かつ友好的に公園を利用できるようにしています。
子どもたちが刺されれば、たちまちハチは悪者です。
巣に危害を加えなければハチは何もしません。
双方どちらも快適に公園を利用してくださいね。
〈〈担当:小林(こばさん)〉〉
ども!こばさんです!
春が近づいて、桜がさいて小鳥たちが集まってにぎやかです。
特につぐみ、うるさいです。
さくらをもりもり食べて?います。
にぎやかになってきた丸火ですが、
先日、ついについについに、
うさぎと遭遇しました。
シカ・イノシシ・リス・タヌキ・マムシ・ヤマカガシ・アオダイショウと
順調に丸火オールスターズと遭遇してきたこばさんですが、
食べてみたいという気持ちがばれているのか
いままでうさぎだけは現れませんでした。
巣穴もみつけました。
まるまるとして可愛らしいですね。
シチューがいいかな?まるやき?
子どもも増えるといいな。
丸火自然公園にはたくさんのケモノたちがいます。
明日も何かに会えるかな。
〈〈担当:小林(こばさん)〉〉
ども!こばさんです!
今日は丸火の自然公園を歩いていたら、二匹のリスがあらわれました!
実はいままでもリスとは4回くらい会っているのですが、
①『リスが動く』→②『こばさん気づく』→③『iPhone取り出す』→
④『カメラスイッチ入れる』→⑤『照準!』→⑥『激写!』の行程中、
④くらいでリスは影も形も見えなくなっていました。
今回の二匹は恋人どうしなのか、二手に分かれたのち一匹は地上を逃げ、
一匹は戸惑った後に樹上に逃げました。なので、意外にたくさん撮れました。
彼氏(彼女)に置いて行かれたので、あとでケンカにならなければ良いと思います。
ともかく、今回は枝から枝へ移るシーンも見れました。
また、会えるといいなぁ。
〈〈担当:小林(こばさん)〉〉
ども!こばさんです!
丸火自然公園にはたくさんの生き物がいます。
本当は一年中いるのですが、葉っぱのないこの時期が動きが目立つので、
一番よく見える季節なのかなあとこばさんは思います。
きつつき類は特にコツコツコツと木々に穴を開ける作業をするので、
音がする方向をよくみていると、チョコチョコチョコッと木々の間を
飛び歩く姿が見ることができます。
忙しく働く小さいコゲラはこばさんはよく見かけるのですが、
まだアカゲラやヒメアカゲラはみてません。
でも、公園内の空いている穴はコゲラのサイズより大きいものがたくさんあるので、そのうちみつけてやろうと思います。
これも、きつつきだと思いますが、なぜか二階建て。
中の構造は雨避けのため、入口から上に進んでそれから下方向に大きく作っていると思うので、一階の穴は途中であきらめて、二階が本宅の気がします。
空家になったきつつきの穴には大きさに見合う他の生き物が利用するので、
がんばってほしいですね。
〈〈担当:小林(こばさん)〉〉
ども!こばさんです!
今年はめちゃめちゃ暖かい丸火ですが、昨夜は冷え込んで霰(あられ)が降りました。
『雪だ!雪だ!』と雪なし県民の静岡県民たるこばさんはワクワクしましたが、
あられでした。
直径5㎜以上を雹(ひょう)というらしいのですが、冬のはじまりか冬の終わりに
降るそうです。
ということはいよいよ春ですね。
他の季節では草木の華やかな緑にうずもれて目立たない苔たちですが、
この季節は遠慮がちな緑でがんばっています。
他の季節はにぎやかな小学生たちが来ますので、あまりみかけませんが、
動物たちもうろうろしているようです。
足跡が重なっているので、シカの子どもかなと思ったのですが、
シカは5月くらいに子どもを産み始めるので違う気もします。
歩幅が20cmくらいで左右が広いのでイノシシのメスでしょうか?
いろいろ想像がふくらみます。
冬は動物たちの痕跡が目立つ季節ですね。
あわてて走ったり、Uターンしたり、どんな状況だったのか
考えると楽しいです。
『暑さ寒さも彼岸まで』とはいいますが、お彼岸を過ぎて下界にやや遅れながら、
一歩一歩春が近づいています。
今なら、木立に葉っぱが無くて見通しが良いので小鳥たちや動物たちの姿も見ることができます。今月はオス鹿・リスなど見かけました。
(コツは静かに静かに歩くことです)
※ちなみに道路には着雪はありませんので、大丈夫!
〈〈担当:小林(こばさん)〉〉
ども!こばさんです!
小中学校の利用シーズンが終わり、丸火自然公園も静かになってきました。
すると、やつらが帰ってきました。
(ずっと住んでいたのかもしれないが、痕跡は見当たらなかったのです)
二つに分かれた蹄の足跡を重ねている。きっとやつらです。
たなやんの車と衝突してへこましたやつ。
(ちなみにこばさんはその話を聞いていたので、安全運転で衝突を2回ほど回避しています。お互いにアイコンタクトをとりながら、こばさんはなぜかうなづきながら鹿の前を通行。)
学校のシーズン中は公園の上下にいました。
騒がしいとやっぱり、公園を避けているのですね。
そういえば、帰り道にタヌキとシカとウサギと未確認生命体(単純に判別不能:大きさはタヌキ位だがシッポが見当たらない)が最近は現れます。
丸火は子どもたちのシーズンが終わり、けものたちのシーズンになりました。
今度は静かに遠慮しながら、けものたちの公園を歩いてみたいと思います。
〈〈担当:小林(こばさん)〉〉
ども!こばさんです!
11月初めに標高650mの北駐車場から始まった秋の足跡は、
標高500mの少年自然の家近くまで下りてきました。
昼は暖かく見え、朝は冷たく澄んでみえます。
同じ木、同じ枝、同じ葉だと思いますが、日々刻々と色を変える気がします。
やっと赤くなったなあと思えば次の日には散っている木がします。
キャンプ場で紅葉が観たい人は今がチャンスです。
いそいで電話してください。
〈〈担当:小林(こばさん)〉〉
あけまして、おめでとうございます!
本年も、富士市立少年自然の家および丸火自然公園をよろしくお願いいたします。
さて、年が改まりもう4日経ちましたが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
小中学生はまだ冬休みですね。
大人の方は、もう仕事が始まった方が多いのではないでしょうか。
少年自然の家は明日が初開所日となりますが、スタッフは今日から出勤です。
写真に載せたのは新年最初の少年自然の家(のつどいの広場の池)の様子です。
きりっと冷えています。
氷の厚みはスマホの厚みとちょうど同じくらいだったので、7,8mmくらいはあるかな、と思います。
せっかくなので、池のなかの様子もお伝えしたいと思います。
そうです。この極寒のなか、マツモムシがいるのです。
しかも、氷の下を、普通に泳いでいます。
去年の主催(星座観察会)の時、展示しているマツモムシの水槽を見ていたある男の子から「マツモムシってどれくらい生きるんだろう? 冬眠するのかな?」と聞かれましたが、その答えがわかりました。
あのときの少年、もし見ていればこのことをきみの新しい知識に加えてほしい。
マツモムシは冬も、普通に泳いでいるよ。
探せばきっと、他にもいろいろ面白いものが見つかると思います。みなさま今年もぜひ、少年自然の家・丸火自然公園に遊びに来てくださいね!
(田中)
ジャコウアゲハの幼虫が少年自然の家の北側の
コンクリートの上を歩いて(?)いて、車に引かれてそうだったと、
所員の師匠とたなやんが救出してきました。
幼虫の特徴は黒に白色ラインがあり、全身にとげがあるようなごつごつした身体をしています。
幼虫の食草であるオオバウマノスズクサ(写真のようにハート型の葉)が丸火にたくさん生えているので、
蝶が卵を産むためにたくさん集まってきているのです。
見て下さい!!これは少年自然の家体育館西側の営火場にあるエゴノキの花に群がる
ジャコウアゲハです。おびただしい数の蝶がわかるでしょうか?
ジャコウアゲハの成虫は、写真のようにお腹が赤いのが特徴です。
正面から見た顔は、まじかでみるとちょっと怖いです。
幼虫時代、毒のあるウマノスズクサを食べて過ごしているので、
成虫も毒があるようです。
なので、鳥に狙われることなく優雅に丸火公園内を飛んでいます。
ぜひ、会いに足を運んでくださいね。
<<狩野(ナナ)>>
昨日はすごい暴風雨でしたね。
富士市の一日の降水量は177mmだったようです。
カエルにとっては恵みの雨だったようで、モリアオガエルがまた卵を産みました。
再度卵の写真を撮ってみました。
上の写真は昨日の朝産んだ卵の様子を昨日の時点で撮ったものです。
卵割は進んでいると思うのですが、全体的にのっぺりとしていて、どのステージにあるのか確認はできませんでした。
これは今日の様子です。
原腸陥入(げんちょうかんにゅう)が起きたようです。
卵黄栓ができています。
2枚目の写真から3時間後の様子です。
外胚葉が表面を覆い卵黄が胚内部に入ってゆき、卵黄栓はどんどん小さくなっています。
明日はどうなっているでしょうか。
(田中)
ヤマアカガエルです。
前肢が、生えました。
肺もできたので、陸上に上がっても大丈夫です。
まだしっぽが残っているのでサンショウウオのような趣です。
ちなみに裏側は、こういう感じ。
ヤメテクレー。
上の写真は別個体のものです。
よく見るとこの個体、おもしろい状態になっています。
右腕が、まだ生えてきていません。
腕は、必ずしも同時に生えるわけではないようです。
アングル的に右手側が見えづらいので、裏から撮ってみます。
右腕のあるあたりが、膨らんでいます。
もう中では完成しているようで、右腕の形がわかります。
変態をするときには皮膚の細胞が自己免疫によってアポトーシス(自死)を起こし、そうして崩れた皮膚を突き破って、中にできている腕が出てくるようです。
これも身近な、自然の神秘です。
(田中)
少年自然の家の研修棟、屋根のあたりで何やら黒いものがひしめきあっています。
遠目で見ると何かよくわからないのですが、近づくと・・・
ぎやぁーー!
どうやら、クモが一斉に孵化した模様です。
クモ自体は嫌いではないのですが、これはちょっと苦手です。
群集好きな人にはたまらないものかもしれませんが・・・
いや、でも、よく見ると生命の爆発というか、何かいい感じのものに、見えなくもないかも?
(田中)
季節は進んで5月も下旬。
生き物たちが賑やかな丸火自然公園です。今日は元気な生き物たちを紹介します。
まずは、毎年恒例のツバメたち。
少年自然の家の軒下で巣作り&子育て真っ最中です。
注意してみると、5羽いるようです。口をいっぱい開けて、親鳥からのエサを待っています。
続いて、珍客・ノウサギです。
事務室裏の駐車場にふらっとやってきて、のんびり草を食んでいました。
警戒心が強く、耳は常に周囲をうかがっていますが、なかなかのイケメン?ですね。
糞はよく見かけますが、こんなに間近で見るのは初めてです。
最後は定番・ギンヤンマとモリアオガエル。
つどいの広場前の池の住人としておなじみですが、最近少し早く孵化したヤマアカガエルのオタマジャクシがだいぶ大きくなり、せっかくの卵がオタマジャクシに食べられてしまっています。自然の摂理とはいえ、複雑な気持ちです。
市内の中学校受入が続きますが、自然も日々変化し、生き物も成長しているんですね。
いやぁ、賑やかな丸火です。
<<担当:大武ウォーリー>>
先日写真にあげたモリアオガエルの胚が大きくなりました。
すでに孵化し、もうこの状態です。
成長、速いですね!
そしてかわいい。
まだエラがはっきりしているので、なんとなく、鳥みたいにも見えます。
ちなみに、前回(3日前です)はこうでした。
発生は一瞬です。
孵化後の現在の様子を別のアングル(真上)から撮ってみました。
こうしてみると、なんだか不思議な生き物ですね。
生き物として不思議なのか、それとも生命の不思議さをわかりやすく体現してくれているからなのかはわかりませんが、眺めていると、不思議な気分になります。
発生はドラマだなあと、思います。
生命の誕生はいつ見ても奇跡的です。
(田中)
この間、森から「つどいの広場」の池に移動してくるところが目撃されていたモリアオガエルですが、その後、池にぶらさげておいた枝に卵を産みました。
池はすでにヤマアカガエルのオタマジャクシがいっぱいですが、さらににぎやかになりそうです。
この卵塊のなか、卵の様子がどうなっているのかを見てみました。
まだ卵黄を抱えた、尾芽胚と呼ばれる段階のようです。
少しわかりづらいので、アップにしてみます。
まだ目は分化していませんが、もう脳は形成され始めています。
どっちが頭で、どっちがしっぽかがわかります。
来週には孵化するでしょうか。
楽しみです。
(田中)
こんにちは!メイです。
今年度が始まったと思えば、もうあっという間に5月も後半ですね。
少年自然の家では、地元の中学校の受け入れが始まり
毎日元気な声が響いています。
活動が終わった後の充実した子どもたちの顔を見ていると、
なんだかこちらも嬉しくなってしまいます。
丸火自然公園も緑が茂り、心地よい風と共にカエルたちの鳴き声が聞こえ
歩いているととても気持ちがよい季節です。
今日はお昼休みにちょこっと足をのばして花の写真を撮ってみました。
春の花々もきれいですが、この時期の初夏の花々もオススメです。
少年自然の家の周りだけでもこんなにたくさんの花が!
晴れた日にのんびりと散策してみてもおもしろいかもしれませんね。
ぜひお気軽に遊びに来てください♪
<<担当:北村(メイ)>>
にぎやかなGW(ゴールデンウィーク)が終わりました。
みなさまはこの休日、どこで過ごされたでしょうか?
おかげさまでここ丸火もたくさんの利用者の方が来られ、ピークの3日4日のキャンプ場は満員でした。
天気にも恵まれてまさに絶好のキャンプ日和、昨日までの三日間は抜けるような青空が広がっていました。
ご利用いただいたみなさま、ありがとうございました。
今日はうってかわって、霧です。
人気がなくなり、公園内はしっとりとした落ち着いた雰囲気です。
今日も数組の方がキャンプ場を利用されていますが、穏やかな森のなかで談笑されている様子に何かこちらまで癒されます。
にぎやかなキャンプ場もいいですが、こういうしっとりとした夕方もいいですね。
今日6日もお休みという方もおられると思いますが、飛び込みキャンプも絶賛受付中です。
どこに行こうか迷っている方、ぜひ丸火に遊びに来てください!
(田中)
大型連休後半がスタートしました。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
今朝は好天に恵まれ、「第5回大淵お茶まつり」が盛大に開かれました。
この祭りは、少年自然の家がある富士市大淵地区が開いているイベントで、静岡県を代表する景観「大淵笹場地区」の茶畑で、新茶の摘み取り風景を富士山をバックに撮っていただこうというものです。
地元の小中学生に協力いただき、昔ながらの「茶娘」に扮してもらい、新茶の摘み取り風景を再現してもらいました。
オープニングには、小長井富士市長も出席いただき、続いて地元でガイドをされている藤田さんより、大淵笹場や歴史を語っていただきました。
茶娘の茶摘み再現が始まると、カメラを抱えたカメラマンが一斉にレンズを向け、ちょっと異様な風景になりました。茶娘役の小中学生、慣れない作業に戸惑いながらも、友達同士、楽しんでいるようでした。
茶畑の所有者である農家の方に話を伺ったところ、今年は気温が低く、まだまだ新芽が十分伸びておらず茶摘みには早いそうです。また、茶畑は手入れによって新芽の成長や色・味が全く違うとのこと。
この笹場の景観をこれからも残すためには、「茶畑としてよいお茶を作る」という本来の機能が発揮されることが不可欠だと感じました。
ただ、茶葉の価格が低迷している現在、従来のような生産して一括して製茶してしまうやり方でなく、この景観を守るというメッセージも込めた、「新しい物語」を紡いでいく必要もありそうです。
できたての新茶をいただきながら、そんなことを感じた1日でした。
<<大武ウォーリー>>
あれからどれだけの時間が経ったでしょうか。
まだ一週間程度しか経っていないはずですが、だいぶ、大きくなりました。
少年自然の家の前のにある人工池に先週産み落とされたヤマアカガエルの卵は今こうなっています。
成長速いですね。
最初は一個の受精卵ですが、分裂するたびに細胞数は幾何級数的に増えます(n回分裂したとすれば2のn乗個になる、はずです)。
すごいですね。
もう体のくびれやエラらしきものが見え始めているものもいます。
時々くるっと動くのがかわいらしいです。
生きています。
(田中)
昨日の出来事ですが、「つどいの広場」の池を掃除をするために、十数センチほどの水位になるまで池の水を抜きました。
池の真ん中の石組みがむき出しになって新鮮な景色に見えます。
掃除をする前に池のなかにいる生き物を救助しておこう、ということで、網を持って捕獲にかかります。
写真は所員のナナさんです。
池のなかを歩き、驚いて出てきたカエルやヤゴなどを捕まえるのですが、これがかなり楽しいようで、「ずっとやっていたい」とナナさんは言っていました。
すごい集中力で次から次へとカエルを捕まえていきます。
捕まるのはすべてヤマアカガエルで、最終的にはかなりの数になりました。
実際にはこの倍ほどの数が捕まりました。
一匹取り出してみるとこんな感じです。
この個体はまだ小さいですが、交尾中の個体もいたりして、この池ではもう何年も繁殖が繰り返されているようでした。
驚いたのは、オタマジャクシも数匹いたことでした。
まだ春も早いのにいるのですね。
オタマの写真は衝撃的過ぎて撮り逃しました。
ヤマアカガエルの他にはギンヤンマのヤゴが大量にいました。
元気に羽化して欲しいです。
翌日(これを書いている今日ですが)、池の真ん中に昨日捕まえたヤマアカガエルのうち一匹が産んだであろう卵塊がありました。これも、順調に孵化してくれるとよいですが。
(田中)
全国的に冷え込んでいますが、丸火自然公園も今シーズン初めて真っ白な雪景色となりました。
普段、なかなか見ることにできない銀世界をご紹介します。
おなじみの桜並木ですが、真っ白な雪道となり、木々の向こう側に雪化粧した富士山がはっきり見えました。
キャンプ場入口のウサギにも雪が積もっており、さすがに寒そうです(笑)。何か上着を着せてあげたいです。
雪の上に様々な動物の足跡が残っています。
普段、なかなか目にすることのない生き物たちが、確かに丸火自然公園に息づいていることがわかります。
ちなみに、写真の足跡ですが、左からシカ、ノウサギです。右側はシジュウカラのような野鳥でしょうか
いつもの富士見ヶ池も氷が張り、しーんとしています。
道端には、子どもが作った小さな雪だるまが飾ってありました。
丸火自然公園名物?の、「アリジゴク」も雪が積もっていて、落ちたら最後、なかなか上がれそうもありません。
日中、かなり解けると思いますが、日陰部分は凍結しており、ノーマルタイヤでの来園は危険です。
くれぐれも気をつけてお越しください。
【大武ウォーリー】
2017年あけましておめでとうございます!
本年も丸火自然公園少年自然の家を
どうぞよろしくよろしくお願いいたします。
1月6日は天気が良かったので、たなやん&師匠&ジミーで
南駐車場の除草、除伐作業をしました。
フェンスにツルが絡まっていたり、低木が飛び出ていて、
駐車を妨げていたのですが、それ以上に溶岩好きの
ジミーとしては、目の前にある富士山の溶岩の崖、
塊(かたまり)が長年の草に覆われて気づいてもらえない事を
残念に思っていました。
しかも下の写真の様に、5年前はここ一体を覆う富士山の溶岩の
見どころだったことが少年自然の家にある資料から判明しました。
写真:齋藤郎三紙作成「丸火の自然が面白い!!」テキストより引用
これはやるしかない!という事で、何とか溶岩の表面が
見ることができるようにガンバりました!
日が傾きかけた頃、溶岩が姿をあらわしました!!
後日フェンスの外にまとめた枝、草を軽トラで運搬し、
駐車場&溶岩もすっきりしました。
富士山のこの溶岩の名前は「大淵丸火溶岩」といいますが、
これは旧名で、2016年に発行された地質図では「大淵丸火噴出物」という
名称が付いています。
地質図は少年自然の家にありますので、興味のある方はいつでも見に来て下さいね。
来週はスタッフ研修の一環で、富士市環境アドバイザーで元所長でもある
齋藤先生に講義「丸火の溶岩が面白い!!」をしてもらいます。
教わったことを訪れていただいた方に還元していきたいです。
ジミー
寒くなりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
本日、丸火には初雪が降りました。
今年は紅葉が遅く、最近ようやくもみじが色づきました。
ただ、おかげで紅葉をバックに雪が降っているのを見ることができました。
遅く染まった紅葉に雪が降るのもいとをかし。
(田中)
少年自然の家、つどいの広場中央にある池です。
いつもと変わらず、今日も少年自然の家の前にあります。
当たり前のように存在しているとそうめずらしいものでもないような気がしてきますが、実はこの池、スゴイんです。
一見それほど豊かな自然のようには見えませんが、この池には微生物も含め、今日確認できただけでも十七種類以上の生物がいます。
左側はギンヤンマかオニヤンマのヤゴで、右側はミズカマキリです。
写真だと分かりづらいですが、ヤゴは5cmほどの大きさなのでかなり見ごたえがあります。
でも今日はヤゴでもミズカマキリでもなく、こいつをフィーチャーしてみたいと思います。
これです。
マツモムシという半翅目の一種(カメムシの仲間)なのですが、この虫、すごい特技をもっているんです。
実は写真ではもうすでにその能力を発揮しているのですが、このままだといったい何がすごいかわからないので、同じマツモムシを写した別の写真を見てみたいと思います。
水槽の水を抜いてみます。
これが水から出た時のマツモムシです。
結構かわいい顔をしています。
でも、もちろん顔がかわいいことが特技なわけではありません。
もうお気づきだと思いますが、水の中と外とで、体表の色が違います。
水の中では銀色に見えていましたが、水から出ると黒と茶色の、案外地味な色をしています。
この色がマツモムシの本来の体色です。
肉眼で見てもわからないのですが、顕微鏡で見るとマツモムシの体表には細かい毛がびっしりと生えています。
風呂に入った時にすね毛に気泡がつくのと同じ要領で、マツモムシは体表に生えた毛に空気を含ませます。
そうしてできた空気の層が光を反射することでマツモムシは自分の姿を眩ませています。
もう一度水の中にいるマツモムシの写真を見てください。
空気の層で反射した光で肢以外の部分を見えなくさせています。
かなりのステルス性能ですね。
ほとんど「鏡」です。
逃げたり騙したり隠れたりしながら、今日も小さな池の中ではたくさんの生き物がしたたかに生きています。
(田中)
こんにちは!メイです。
今日は師匠に秋の花を教えてもらいました。
今回は、その中でも丸火の”ある場所”でしか見ることができない
「ナンバンギセル(南蛮煙管)」という花をご紹介!
名前の由来は、花の姿から来ています。
大人の方はお分かりかと思いますが、簡単に言うと外国の人が使っていた昔のたばこに似ていたためだとか。
(言われてみればどことなく、、、。)
さて、この花の最大の特徴はタイトルでも書きました光合成をしないこと。
「え?植物なのに、どうやって生きてるの?」
実はこの植物、他の植物から栄養をもらって生きています。
自分は光合成しないため葉は持たず、主に子孫を残す時だけ地表に出て、花を咲かせて枯れてしまいます。
こういった植物は他にもいくつかあり、「寄生植物」なんて呼ばれています。
寄生された方はいい迷惑かもしれませんね。
でも、どの植物でもいいというわけではありません。
ナンバンギセルは、一般的にススキやミョウガ、サトウキビの根によく寄生するようで
丸火ではススキの根元で見ることができます。
でもそれもごく一部、、、。なので、興味がある方はスタッフが秘密の場所にご案内します!
ぜひ受付までお気軽に遊びに来てください♪
<<担当:北村(メイ)>>
そろそろ咲き終りですが、現在営火場でキツネノマゴがきれいに咲いています。
この花の虫を引き寄せる力はかなりのもので、ジャノメチョウ、セセリチョウ、モンキチョウなど、チョウ類を中心に多くの種類の昆虫がきています。
キツネノマゴの花自体はとても小さく、その小さな花にまるで吸い寄せられるかのように的確にたどり着く昆虫の能力にも驚かされます。
特に移動速度の速いセセリチョウは精密機械のようです。
ところで、花はなぜ正確な場所に昆虫を引き寄せることができて、また昆虫の方も的確に花にとまることができるのでしょうか。
その理由は花の色彩効果と昆虫の視覚にあります。
下にあるのは、キツネノマゴの拡大写真です。
そして次の写真は同じものを暗室でブラックライト(紫外線と近紫外線[可視光線のうち紫外線に近い波長の光]を照射するライト。人間は紫外線を見ることができないので光っているが黒く見える)で照らし出したもの。
花弁の周りとおしべだけが強く光っているのが見えると思います。
少しわかりにくいかもしれないのでもうひとつ例を挙げてみたいと思います。
下の写真はセンニンソウです。
人間の目にはただ真っ白いだけの花に見えます。
この花にブラックライトを当てるとおしべを中心に紫外線反射領域があるのが分かります。
もうお分かりだと思うのですが、昆虫には紫外線が見えていて、その光を頼りに花にまでたどり着いています。
昆虫が紫外線に惹かれるということも、同じ実験からわかります。
チョウ類を暗室に置くと活性が低くなる(ほとんど動かなくなる)のですが、そのなかでチョウに紫外線を向けると、光源に向かってくるか光源に対して背部を向けるという反応をします(半暗室ではブラックライトに向かって飛んできます)。
モンシロチョウの場合は暗室では紫外線に背を向け、ライトを左右に振ると振り子のように翅を左右に傾けます。
(田中)
こんにちは!メイです。
今日は天気がよかったので、久しぶりに外に出てみました♪
そしたらなんといろんな種類の花がいっぱい!
みなさんにもご紹介したいと思います↓
こちらはイタドリ。
全体の姿を見ると、ピンとくる方も多いと思いますが
よく道路の両側からうっそうとうなだれていたりする草です。
それ故に「迷惑だなぁ。」なんて思われがちですが、1つ1つの花は意外にかわいらしく覗いてみる価値ありです♪
上の2枚の写真はゲンノショウコ。
色は違えど、なんと同じ種類の花です。
師匠に聞いてみると、左が関東など東の地方に多く、右は関西など西の地方に多いそうで
静岡県は中間にあるので両方みられるとか。
ちなみに私は群馬県出身なのでピンクのゲンノショウコは今日初めてで驚きでした
ところでみなさんは「花」と聞くとどんな形を想像しますか?
上の写真はすべて花です。想像した形はありましたか?
一言で、「花」といえど形は様々なんですね。
「なんでこんな形なのか、、、」調べてみるときちんと理由があったり、植物も奥が深く面白いです。
それについてはまた今度♪
ツルボ
左の写真はミズヒキという植物です。
丸火のいたるところに生えています。
名前の由来は、今度公園にいらしたとき、ぜひ花を下から見てみてください。
きっと納得されると思います。
最後に、、、、
オニドコロと私の小指
実は今回載せた植物のほとんどが私の爪ぐらいの大きさの花々です。
ぜひみなさんも丸火で「花探し」に挑戦してみてください☆
全部見つけられたらすごいかも!?お待ちしています♪
<<担当:北村(メイ)>>
この間、フロントガラスにこんな蛾がいました。
白地に黒のドットを規則的に配した模様をしていて、かなり目立ちます。
なにゆえこんな模様になったのか、それを考えると、ドキドキしますね。
生物の形態や機能に、生存や種の保存にとって無目的なものがないということを考えると、この斬新なファッションにしか見えない模様にも何かの目的があるはずです。一体何がそうさせたのか。自然淘汰におけるどんな選択圧がこの虫の身体を白地に黒ドットにさせたのかはわかりませんが、面白い生存戦略です。
調べてみると白地に黒ドットの模様をもつ蛾というのは、いくつかの科をまたいでかなりの数が存在していて、その数は国内だけでも十種以上にのぼります。そのなかで、大きさ、ドットの配列、生息域などからすると、写真にあるのは「オオボシオオスガ」かなと思います。ただ、成虫の発生する時期が合わないので自信はないです。
この模様を採用している蛾の種類が多いことを思うと、どうやらこの模様はそれなりに有効なようです。ただそれにしても、改めて大胆な生存戦略です。この虫を見ていて感じるドキドキ感も、一部はその戦略の意外性や多様性にあると思います。
ちなみに、昆虫がさまざまな体色や模様をもつのには大きく分けて次の三つの理由があります。つまり――
①カムフラージュのための擬態(保護色)。この場合体色は大抵地味で、周囲の環境と見分けがつかないほどの環境との類似が見られます。丸火でよく見られる昆虫で言えば、たとえばナナフシがそれにあたります(下に写真を載せます)。
②威嚇のための擬態(警戒色)。この場合は色彩もパフォーマンスも派手です。たとえば飛んでいる姿がアシナガバチにそっくりなヨツスジハナカミキリがその部類に入ります。これも下に写真を載せます。
③同種の異性に対するセックスアピール。この場合も見た目は比較的派手です。たとえばジャノメチョウの羽の模様がそうです。ジャノメチョウのオスは交尾の際メスに羽の模様を見せますが、その模様はメスに生殖行動を解発させるリリーサーになると考えられています(興味のある人はニコラス・ティンベルヘン『動物のことば』、ハイイロジャノメチョウについての行動学的研究を参照してみてください。古典的名著です)。下に載せたのがジャノメチョウの模様です。写真多少不鮮明ですが。
以上が昆虫の色彩や模様が奇異だったり複雑だったりする理由として考えられるもので、ほとんどの場合、そのうちのいずれかに該当します。この蛾はいずれのケースに該当するのか、それとも、そのどれでもないのか。捕食されるところや交尾をするところを観察するか、実験してみないと分かりませんが、残念ながらできていません。個人的な予想としては、この蛾のサイズを考えると③かな、と思います。この蛾のサイズは体長1cm強、開長(翅を広げた時の長さ)が2cm程度しかありません。蛾のなかでも、かなり小さい方です。この蛾を食物としている捕食者のサイズがどれくらいかは分かりませんが、この大きさの模様を正確に識別できるのは同じ種に属するものだけだろうし、大型の捕食者に対しては意味をなさないような気がします。みなさんは、どう思いますか?
自分がこの最近見つけてここに紹介できた不思議な生態や形態をもつ生物は「氷山の一角」で、不思議な生態や形態をもった生物は他にも無数にいます。
みなさんもぜひ、自然のなかに繰り出して、信じられないほどのセンス・オブ・ワンダーを見つけ出してみてください。案外、身近に転がっていたりもします。たとえば車内に飛び込んできた虫のなかにも。
そういえば、ちょうど今日の朝、事務所に入った瞬間に床にこんな蛾が転がっているのを見つけました。
またこの模様です。なんだか、「白地に黒ドット」に取り憑かれているような気がします。ほんとに、この模様は何なのだろう・・・
(田中)
昨日、少年自然の家の本館と食堂をつなぐ渡り廊下でジャコウアゲハの幼虫を発見。
ジャコウアゲハの幼虫はフォルムがとげとげしていて一見触ると痛そうですが、この「トゲ」は実際には「とがったイボ」で、ぷにぷにしているので触っても大丈夫です。
昨日はさかんに歩き回っていました(写真上)が、今日はこの状態(写真中・下)のまま動きません。
蛹化の途中。
(田中)
暑い日が、続いていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
毎日、ムシムシしますね。
こんなにムシムシする日はやっぱり、ムシの話をしようと思います。
「ムシムシ」と、「ムシ」。
かけてみました!
――涼しくなっていただけましたでしょうか?
それでは、涼しい気分になっていただいたところで、
本題に入ろうと思います。
聞き及んだところによると、世界にはおよそ100万種の昆虫がいて、
全動物種における昆虫の占める割合は全体の2/3にのぼるそうです。
あなたはそのうちの、どれほどの昆虫を知っているでしょうか?
地球に生息する昆虫の種類も、その生態についても、まだまだ知らないことがたくさんあると思います。
ある試算によると、熱帯雨林には知られていない、あるいは図鑑には未記載のままになっている昆虫がまだ、1000万種もいるそうです。
個人レベルで言っても、人類レベルで言っても、世界はまだ秘密と不思議で満ちあふれています。
もちろんこの丸火自然公園にも、まだ知られていない秘密や、知れば知るほど不思議になるような驚きの構造や生態をもった生物が潜んでいるはずです。
ぜひあなたの目で、その正体を確かめてみてください。
お待ちしております!
(田中)
間もなく旧暦の七夕を迎えます。
新暦の七夕=7月7日は、ちょうど梅雨の真っ只中で、なかなか星空を眺めることはできません。
しかし、旧暦の七夕(今年は8月9日)頃は梅雨も明け、台風が来なければ比較的安定した晴れが続くので、
星空を観ることができます。
先日、天気が良い夜に、悲願の星空撮影に挑戦してみました。
丸火自然公園は富士市街地から近いにも関わらず、標高が600m前後と高く、木々に囲まれていて街の明かりが入りにくい、星空観察には絶好の場所です。
とりあえず天頂に向けてカメラをセットしてみました。
撮影に使ったのはちょっと前のデジタル一眼レフカメラで、レンズは広角のものを使いました。
この写真は露出時間を6秒ほどにセットしたものを、画像処理しています。肉眼ではこんなに見えていませんが、星の多さにビックリしました。
今度は登ってきたばかりの夏の大三角形を狙ってみました。
写真中央から右下にかけてですが、わかるでしょうか?
最後は北斗七星です。
これは分かりやすいですね。
でも肉眼ではやはりこれほどの星を観ることはできませんでした。
見えないけど、確かに存在している星々。
カメラという「別の目」を通して、宇宙の神秘にちょっとだけ触れることができた気がします。
子どもの頃読んでもらった『星の王子様』の一節
「大切なものは目に見えないんだよ」
というメッセージが頭に浮かびました。
大武ウォーリー
草刈りをしていたらチヂミザサに謎のサナギを発見。
たぶん、蛾(が)のサナギだと思うのですが、とりあえず、羽化させてみます。
変なものが出てきたらごめんなさい。
(田中)
超・メタリック!
写真少しピンボケですが、オオセンチコガネ、紫色のタイプ。
見る角度や光の加減によっても違う、構造色の不思議。
見え方によっては、甲殻がブラックホールのような暗黒の空間に見える時があります。
ちなみに、見た目はとてもきれいですが、実はこの虫、糞虫(動物のフンを食べる虫)です。
こちらもかなりメタリックです。
ワラビを食べているマメコガネ。
食べながら交尾をしている個体も。
本能の自然な発露。
自由な感じです。
ちなみに、マメコガネも刺激すると足を立てるという「威嚇」をします。
威嚇になっているのかどうかわからないくらいの、かわいらしい威嚇ですが。
(田中)
「威嚇してる!」という感じの、見間違いようがないほどの威嚇。
コロギス。顔も凶悪な感じです。
こちらは小型のノコギリカミキリ。
捕まえると手足を広げあごを開き、頭部と胴体部分をこすり合わせてキュッキュッという連続的な威嚇音を出す。
怒ってます。
(田中)
網戸に何やらついていました。
擬態が裏目に出て、逆に目立っています。
本人は気づかれていないつもりらしく、近づいても逃げません。
一般的に擬態をする生物や毒のある生物は反応が鈍く、ちょっと近づいたくらいでは動じない傾向にあります。
逆に、何の武器ももたずなおかつ目立つ、小型の鳥のような生き物は警戒心が強く敏捷で、なかなか近づくことができません。
この擬態生物の反応の鈍さは、変に逃げない方が生き残りやすかったために受け継がれてきた形質だと思いますが、それが適応的なのも森のなかでのことで、網戸のうえで静止していると逆に異質です・・・。
コガネムシもどちらかというと反応の鈍い生物の部類に入ります。
近づいても逃げないし、捕まえるのも簡単です。
この鈍さでこれほど目立つ姿をしていて大丈夫なのかと思いますが、実はこれも擬態の一種で、アスファルトのうえではギラギラと目立つ光沢のある甲殻も、草の間では周囲に溶け込む保護色になります。
もうひとつ、コガネムシのもつ構造色はある種の生物にとっては見えないか、見えてもかなり認識しづらい種類の光だと考えられています。
もしかしたらコガネムシは人間にだけ見えている?
こんなに目立つ姿で鳥にも食べられずにのろのろと歩いているところを見ると思わず、そう思えてきます。
(田中)
ついに、手足が生えてきました。
まだしっぽも残っています。
ちなみに、サイズはこれくらいです。
大人になると森の中で生活するようで、炊飯棟のあたりでよく鳴き声を聞きます。
この池には産卵期になるまで戻ってきません。
また来年。
(田中)
こんにちは。メイです!
最近の丸火はセミの声が聞こえ始め、夏は近づいてきているようですが
まだお天気はあまりいい日が続かず、霧で幻想的な風景が広がったりしています。
さて、そんな中ですが一足先に夏の丸火の森を彩る代表植物が開花しはじめました。
その名は「ヤマユリ」。
”ユリの女王”とも呼ばれるだけあって
全体の大きさは私の腰くらいまであり、
花の大きさは手よりも大きく、迫力満点です。
さらに、写真ではお伝えできませんが、
遠くで咲いていてもわかるほど、香りのインパクトも絶大です。
中には1本に数個花をつけるものもあります。
森の中で見つけると、思わず足を止めてしまいます。
公園を管理しているシルバーの望月さんいわく
「富士見ヶ池」の入口で観察ができるそうです。
是非探してみてください♪
※お願い※
ヤマユリは今では貴重な種となっていて
丸火自然公園では、私たちが大切に管理していますので
みなさんのご理解ご協力よろしくお願いいたします。
ご来園お待ちしています!
<<担当:北村(メイ)>>
<<協力:望月さん(もっちー)>>
相変わらず霧の中の丸火自然公園です。昨日は夕方から濃い霧となり、帰宅途中は真っ白で幻想的な光景でした。
今朝は一転、木漏れ日が差し込む朝となり、クモの巣の水滴が宝石のように輝いていました。間近で見ると本当に美しいと思います。(私だけでしょうか)近くの枝にはあちこちにクモの巣が張ってあり、さながらクモのアパートのようです。
足元に目を向けると、いい感じに苔むした倒木の上にかわいらしいキノコが。その奥に何やらヌルヌル光るものが…。最近あまり見かけなくなったような気がする、カタツムリです。思わず、角をつつきたくなりました。
何気ない朝の光景ですが、森の中は既に蝉しぐれ。エゾハルゼミやヒグラシなど、下界とは違って蝉の声すら涼しげに聞こえてきます。
今日、この後は地元の小学生がここをオリエンテーリングで駆け回ります。楽しみつつも、そっと足元にも目を向けてほしいなぁ。
【大武ウォーリー】
7月に入っていますが、梅雨真っ只中、スッキリしない天気が続いていますね。
丸火自然公園といえば、たくさんの野鳥が見られるバードウォッチングの定番スポットですが、
少年自然の家からもたくさんの野鳥を見ることができます。
最近、軒下の配線ボックスの上にコケを集めたかわいらしい巣を見つけました。
中にはヒナが4羽いましたが、親鳥の姿が見当たりません。どうしたのだろうと心配
していましたが、数日後、残念ながらヒナはすべて消えてしまいました。
カラスなど他の鳥に襲われたか、別の天敵にやられたのか、、自然は厳しいですね。
一方で、今日は事務室横の排水溝から、可愛らしい別のひな鳥の声が。
のぞいてみると、オオルリと思われる幼鳥が必死で鳴いて、親鳥から餌をねだっています。
何度も餌の虫を運んでくる親鳥に感心しつつ、無事に巣立つよう、そっと見守っていこうと思います。
野鳥の楽園、丸火自然公園に是非遊びに来てください。
【大武ウォーリー】
こんにちは。メイです。
最近は雨が続きますね。
この時期は我が家も洗濯物が乾かず苦労しております^^;(苦笑)
みなさんはいかがおすごしですか?
さて、今日は朝雨が降っていましたが、午後に少し止んだので
カメラを片手に公園内を歩いてきました♪
今日のMyテーマは「雨の日の丸火」
私も雨は得意な方ではありませんが、意外や意外、
カメラを握って出歩くと、いつも以上にいろんなものが見えるようになります。
歩いていくと、昆虫が葉っぱの裏で、じっとして雨宿りをしていました。(タイトル一番左の写真)
さらにさらに、潤いに満ちた雨の日の丸火はいろんな種類のキノコがたくさん!
ちょっと薄暗い森に反射して白く輝くキノコや、まるで矢印が地面から生えているようなキノコ
次はどんなキノコが生えているのだろうと探すだけでも飽きないです♪
正直なところ「今日も雨かぁ、、、。」と思っておりましたが、一歩外に出てみることで
とっても気持ちのいい時間に変えることができました。
雨が多いこの季節。今だからこそ見えるものもたくさんあります。
(滑りやすくなりますので、足元は気を付けてくださいね☆)
みなさんも是非、丸火をのぞきに来てください♪
お待ちしております。
<<担当:北村(メイ)>>
丸火自然公園内の小さな池に巨大なモリアオガエルの卵塊を見つけました。
こぶし2つ分くらいあります。
少年自然の家の広場にある池にもあるのですが、自然の中にあるとまた違った感じに見えます。
見上げると、頭上3メートルあたりのところにも卵塊が!
見上げると、案外いろいろなものがあります。
ホオノキも花を咲かせていました。
こちらも、巨大です。
少し遠くから撮ったのでわかりづらいですが、手のひら以上の大きさがあるはずです。
<<担当:田中(たなやん)>>