
間もなく旧暦の七夕を迎えます。
新暦の七夕=7月7日は、ちょうど梅雨の真っ只中で、なかなか星空を眺めることはできません。
しかし、旧暦の七夕(今年は8月9日)頃は梅雨も明け、台風が来なければ比較的安定した晴れが続くので、
星空を観ることができます。
先日、天気が良い夜に、悲願の星空撮影に挑戦してみました。

丸火自然公園は富士市街地から近いにも関わらず、標高が600m前後と高く、木々に囲まれていて街の明かりが入りにくい、星空観察には絶好の場所です。
とりあえず天頂に向けてカメラをセットしてみました。
撮影に使ったのはちょっと前のデジタル一眼レフカメラで、レンズは広角のものを使いました。
この写真は露出時間を6秒ほどにセットしたものを、画像処理しています。肉眼ではこんなに見えていませんが、星の多さにビックリしました。

今度は登ってきたばかりの夏の大三角形を狙ってみました。
写真中央から右下にかけてですが、わかるでしょうか?

最後は北斗七星です。
これは分かりやすいですね。
でも肉眼ではやはりこれほどの星を観ることはできませんでした。
見えないけど、確かに存在している星々。
カメラという「別の目」を通して、宇宙の神秘にちょっとだけ触れることができた気がします。
子どもの頃読んでもらった『星の王子様』の一節
「大切なものは目に見えないんだよ」
というメッセージが頭に浮かびました。
大武ウォーリー