春の陽気の下、ノルディックウォーキングを行いました!

 春分の日を翌日に控えた3月19日(日)、少年自然の家で初めてとなる、ノルディックウォーキングの体験イベントを行いました。参加者は富士市内から12名で、アットホームな雰囲気で楽しく行うことができました。

 ノルディックウォーキングは今から約20年ほど前に、北欧(ノルディック地方)で行われるようになった、ポールを使ったウォーキングです。元々はクロスカントリースキー選手の夏場のトレーニングとして導入されたものですが、日本でも10年ほど前から行われるようになり、最近では街中や公園でポールを使って歩いている方を見かけることが多くなってきました。

 今回はノルディックウォーキングは初めてという方向けに、ポールの使い方・歩き方を丁寧に講習しました。最初にストレッチを行いますが、ポールを使うと身体を支えることができて安心です。

 続いて、実際にポールを使った歩行練習を行いました。始めは慣れずにぎこちない様子でしたが、徐々に慣れてきて、皆さんポールを「突いて歩く」コツをつかんできたようです。

 

 少年自然の家を出発して、いざ丸火自然公園内へ。いきなり上り坂がありますが、ポールを使ってしっかりと押し出すように歩くことで、使わないより楽に歩けることを実感していただきました。

 しばらく舗装路を歩いた後で、今度は遊歩道へ入っていきました。春の陽射しが暖かく、落ち葉が積もってふわふわした森の中を、気持ちよく歩きました。

 

 今回のノルディックウォーキングの特徴は、丸火自然公園内の見どころを随時紹介するところ。先頭を歩くジミーはジオガイドとしても有名で、富士山の噴火で流れた溶岩流の上にある丸火自然公園の成り立ちや、溶岩の特徴について、写真や地図を使って解説しました。

 各地に残っている浅間神社は、溶岩流の末端にあることが多く、これは溶岩流を鎮めるために当時の人々が祈りを込めて建てたと考えられる、というエピソードに、参加者の皆さんは「なるほどー。」と頷いていました。

 

 1時間半弱、ノルディックウォーキングを体験して再び少年自然の家に戻ってきました。最後にストレッチをしてクーリングダウンを行いました。

 初めての方からは「説明が分かりやすかった。」「ノルディックウォーキングの良さがよく分かった。ただ歩くだけでなく、全身の運動にとても効果があると感じました」といった声があり、経験者の方からは「アップダウンもあって、短い時間でしたが良かったです」「丸火自然公園って気持ちのいいところだな」といったコメントもいただきました。 

 今回は、天気に恵まれスタッフ自身も楽しみながら、気持ち良くノルディックウォーキングをすることができました。4月以降も、こうした体験会を計画していますので、是非ノルディックウォーキングの効果と、丸火自然公園の旬を体験しにいらしてください。

 

《ウォーリー》