大型連休後半がスタートしました。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
今朝は好天に恵まれ、「第5回大淵お茶まつり」が盛大に開かれました。
この祭りは、少年自然の家がある富士市大淵地区が開いているイベントで、静岡県を代表する景観「大淵笹場地区」の茶畑で、新茶の摘み取り風景を富士山をバックに撮っていただこうというものです。
地元の小中学生に協力いただき、昔ながらの「茶娘」に扮してもらい、新茶の摘み取り風景を再現してもらいました。
オープニングには、小長井富士市長も出席いただき、続いて地元でガイドをされている藤田さんより、大淵笹場や歴史を語っていただきました。
茶娘の茶摘み再現が始まると、カメラを抱えたカメラマンが一斉にレンズを向け、ちょっと異様な風景になりました。茶娘役の小中学生、慣れない作業に戸惑いながらも、友達同士、楽しんでいるようでした。
茶畑の所有者である農家の方に話を伺ったところ、今年は気温が低く、まだまだ新芽が十分伸びておらず茶摘みには早いそうです。また、茶畑は手入れによって新芽の成長や色・味が全く違うとのこと。
この笹場の景観をこれからも残すためには、「茶畑としてよいお茶を作る」という本来の機能が発揮されることが不可欠だと感じました。
ただ、茶葉の価格が低迷している現在、従来のような生産して一括して製茶してしまうやり方でなく、この景観を守るというメッセージも込めた、「新しい物語」を紡いでいく必要もありそうです。
できたての新茶をいただきながら、そんなことを感じた1日でした。
<<大武ウォーリー>>