2017年8月18日(金)~20日(日)の2泊3日で、第二回ししどて学級が開催されました。(「ししどて学級」について、また「第一回ししどて学級」の模様についてはこちら)。
昨年同様、一日目はアイスブレイクをして班のメンバーの名前をしっかり覚えたあとテント設営、竹箸づくり、野外炊飯として牛すき丼づくりをしました。
テント設営の様子です。ほとんどの子がテント設営は初めてで、見よう見まねでドーム式テントを組み立てました。しっかり張ったおかげで、この夜の大雨にもしっかり耐えることができました。
初日の夕食は「牛すき丼」。野菜を切って鍋に入れ、順番に煮ていきます。最後に牛肉を入れて出来上がり。もちろん、ご飯も飯盒で炊きます。火加減がちょっと難しかったけど、まずまずの出来栄えです。自分で作るごはんって美味しいね。
明けて2日目。前日夜の大雨がウソのように、晴れ間も見えて気持ちいい朝でした。
ラジオ体操で目を覚ました後は、班ごとに決めた「私たちの木」の観察にでかけました。2か月前に比べて葉っぱや花、色などに変化がないか、じっくり観察してみます。所員のメイから「生きた化石」と呼ばれるメタセコイアの実を紹介してもらい、興味津々でした。
2日目のメインイベントは、「アドベンチャーラリーin丸火」。丸火自然公園周辺に設置されたポイントと、スタッフ・講師から出される様々な課題をクリアしながら、ゴールを目指します。途中ケンカした班もあったようですが、3時間近く過ごす中で、自然と班のメンバー同士のコミュニケーションが深まり、絆も強くなったような気がします。ゴールが近づく頃には、自然と笑顔が。
アドベンチャーラリーから戻っても休む間もなく、今度は夜のキャンプファイヤーの出し物の練習です。短い準備時間にも関わらず、各班、趣向を凝らした様々な出し物の準備をしていました。
そして最後の夕食は、やっぱりカレー。しかも今回は特製「富士山コロッケ」がトッピングされています。そのボリュームと味に皆、大満足。
キャンプファイヤーは火の子を従えた火の神の入場・点火から始まり、講師の白井先生のギター演奏で徐々に子どもたちにスイッチが入ってきました。そして各班の出し物では、笑いと驚きの連続で、昼間の表情とは違って、ノリに乗って本当に楽しそうでした。
それにつられて?、講師の皆さんも一緒に盛り上げていただき、炎は徐々に小さくなっていきましたが、参加者の心の炎はどんどん大きくなっていったように思います。
本当に素晴らしい時間でした。
三日目は朝一番にテントを撤収し、朝食に簡単ホットドックづくりをしました。
テントはペグを抜いて張綱をほどくと、簡単に持ち上げることができました。みんなで担いで、広場で乾かしました。
その後、ホットドッグはアルミホイルに巻いて牛乳パックに詰めて火を付けました。燃えきる頃にちょうどよい焼き具合で、おいしくいただきました。
朝食後は、火おこしに挑戦しました。木の棒をこすりあわせて摩擦熱で麻に火をつけました。なかなかうまく行かず、悪戦苦闘しましたが、何とかほとんどの班が煙を上げるところまでは成功することができました。体験すると、火が簡単に使える有難さがよく分かりました。
次に、使ったテントを丁寧に洗ってたたみます。部品が不足していないか、チェック表を基に確認もしました。これで次使う時もバッチリです。
昼食後、最後に3日間のふりかえりを行いました。楽しかったこと、大変だったこと、いろいろ話が弾みました。3日間のキャンプ生活を通じて、班員同士の絆がさらに深まったようです。

退所式の後、スタッフみんなで家路へ向かうバスを見送りました。
身体は結構疲れていると思いますが、最後までとびっきりの笑顔を残して帰って行きました。
ありがとう。また今度ね。
さて、次回はいよいよ富士山へ。宝永山を目指してのチャレンジです。
天気に恵まれるといいなぁ。
【大武ウォーリー】