毎年恒例の1泊2日の星座教室を開催しました。
富士市内在住在学の小学4年生~6年生55名がインフルエンザが猛威をふるう中、
元気に参加してくれました。
初日は、ジミーによるアイスブレイクで初対面のお友達と打ち解けあってから、
星座盤作りを行いました。
その後、夕食に暖かいうどんを食べて、屋上にあがりました。
今年は、ISS(国際宇宙ステーション)が18時前後に観測可能ということで、
急遽、観察することにしたのです。ほんの5分程度でしたが、西の空から北の空への移動を見ることができました。皆で、宇宙飛行士に手を振ってみました。(笑)
夜は、ナナによる星座学習と講師や所員による星座劇を楽しみ、
いよいよ屋上での望遠鏡や双眼鏡を使っての星座観察を行いました。
気温は3℃、凍りつく寒さでしたが、空気が澄んで、雲一つない冬の夜空を
堪能しました。
冬の星座は1等星が多く、とてもきれいです。
真上にあるアルデバランをみているとき、ちょうど流星がとおり、
歓声があがりました。
寝っころがって双眼鏡を使って「スバル」を観察したり、
望遠鏡でオリオン大星雲をみたり肉眼とは違う世界に皆驚いていました。
2日目は、5時半から希望者のみ早朝観察を行いました。
春の星座に加え、夏の星座「さそり座」のアンタレスもとてもきれいに
光っていました。望遠鏡の醍醐味である惑星観察も行えました。
金星の三日月のようにかけている姿や、木星と木星のまわりを回る
4つの衛星のうち3つを見ることができました。
調べてみると1つ(イオ)はちょうど木星と重なっていたようです。
清掃、朝のつどい、朝食後はいよいよ公園内を巡るアドベンチャーラリーです。
今年は宮沢賢治著の「銀河鉄道の夜」の星めぐりをテーマにし、
「銀河鉄道の夜IN丸火」を行いました。
地図を見ながら、クイズの隠されているポイントを回ります。
途中ブラックホール(アリジゴク)でボールころがし、流星(芝すべり)
体験を行い全身を使って楽しみました。
芝すべりで使う段ボールそりは、各班で工夫を凝らして自分たちで作りました。
誰もが笑顔で楽しみました。
ゴール後は、太陽観察を行いました。直接見ることはできない太陽ですが、
特殊フィルムの張った双眼鏡や、望遠鏡で反射板に移して間接的に
観察しました。太陽のプロミネンス(?)や、黒点も観察できました。
昼食後は太陽について少し学習し、
自作星座盤を利用したクロスワードに挑戦しました。
閉講式では、二日間お世話になった講師の先生方にお礼を伝え、解散しました。
とにかく、天気に恵まれ、天体を十分満喫できた二日間でした。
参加した児童の中から、皆でみたISSに搭乗する宇宙飛行士が
誕生することを期待しております!
<<担当:狩野(ナナ)>>