2019丸火で防災キャンプが始まりました。
1年に1回秋に実施て、今回で3回目。
~いざという時の備えのために、避難生活を「前向きな気持ちでチャレンジ!」
できるように小さい子がいる家庭でも参加できるように無理はせず、
体験を通しての気づきを大切にしていきたい~ をテーマにしています。
宿泊場所である体育館を12家族33名が集合。
今回はなんとリピートしていただいたファミリーが3組ありました。
ありがとうございます!!!
チェックインのミーティングでそれぞれ自己紹介して
キャンプ長のジミーからキャンプの概要も確認。
遊ぶ気まんまんの子供たち一緒にアイスブレイク。
大人対子どものしっぽとりゲームでも子どもの勝利。
続いての綱引きでは、ジミーが子どもチームに加わるも
やはり大人チームの勝利。
最後はジミー一人対子どもチームで、子どもチームの圧勝と
盛り上がりました。
災害地では避難所での子供達との遊びも実はありがたい
支援プログラムの一つです。昼間子供達と遊んでもらえる人が
いるといると罹災証明をとったり、家の様子をみたりと
親御さんが活動ができます。
次は全員でダンボールベッド作り。
同じ大きさの段ボール箱を組み立て、箱の中に
1枚の段ボールを斜めに入れて強度を増し、それを
たくさん作って90㎝×180cmのベッドが1つ完成しました。
みんなで寝心地を確認し、このベッド使用の権利をかけて、
家族じゃんけん大会は大盛り上がりでした。
その後は毎回恒例の中古段ボールで段ボールハウスつくり。
ハサミやカッターで工作し、富士市危機管理課からお借りした
間仕切りダンボール(大學産業)とジョイントして、また
テントも構えて、沢山のお城が体育館に築城されました。
夕飯は食堂での配給食。
子供達中心に配膳してくれて、大人にとっては懐かしい
給食タイムとなりました。
災害時は紙皿にサランラップをすると、水を節約して
洗い物がなくなること、またポリタンクにもらった水も
サーファー用のシャワー(手動)をジョイントすると
節水の効果があることをイメージしながら、いただきました。
寝床準備が完成したら、お楽しみのキャンプファイアー。
火を囲んでゲームをしたり、歌って踊って楽しみました。
最後はスタッフの寸劇による「稲むらの火」(小泉八雲)。
主人公の五兵衛が津波を予測し、仲間を海岸から呼び寄せるために
稲わらに火をつける様に、キャンプファイアーにわらを放つと
明るい火が広がりました。
ブルーシートによる津波の演出も好評でした。
災害時は1週間は難しいのでは言われるお風呂はOKとし、
災害トイレで下水道が復旧していない際に有効な
断水トイレシート(ラジオエフ問い合わせ)を確認しました。
消灯前に全員で体育館の床に背中をつけ、歩いたり走ったりした時の
振動を体験して、トイレへのドアやルート、ライトの確認をしました。
最後に希望者に耳栓を配布しておやすみなさい。
日常とは違う不安な夜。
ガサガサな音も耳栓をすると大幅にカットできることを個人的に気づきましたが
耳栓をするのになれていないので、なかなか寝付けませんでした…。
朝6時の起床。こどもの笑顔で元気になりました!
ラジオ体操後は、なくなく段ボールハウスを解体し(持ち帰りOK)、
荷物を車へ撤収しました。
朝ごはんはグループごとにピザつくり。
生地をねかしている間に火のつけ方も行いました。
時間がかかってしまい、申し訳ありませんでしたが、
どのグループも美味しいピザが完成しました。
お天気も良く、食べ終わった子供たちは自然散策。
葉っぱの裏にマツムシを見つけたり、
トンボにとまってもらうため、追いかけたり、
じっとしていたりと十人十色。トンボを捕まえた子も
いました。
その後はみんなで減災トランプゲーム(NPO法人ぴっぴ作成)。
トランプにマークごとに改訂ある災害時の困り事、
有効なグッズ、災害時の行動、平時からの活動をつなげながら
7ならべと神経衰弱を楽しみました。
トランプの次は選択プログラム。
①野遊び&自然遊び
②縄文式火起こし
③足湯ボランティア
それぞれ希望するものを体験しました。
その後はすぐに昼食つくり。
野外調理ばかりだと1日が食事つくりで終わってしまいますね。
炊き出しのボランティアは本当にありがたいです。
豚汁とともにハイゼックス形式で炊飯米を作りました。
みなおなかいっぱいだったので、空気に触れず72時間保存可能な
ハイゼックスはお土産としました。
最後は「本気(マジ)で掃除」。
体育館、お風呂、炊飯棟に分かれて約30分がんばりました。
避難所は自治が大切です。
ふりかえりでは参加家族から一言いただきました。
疲れながらも表情は豊でこちらもホッとしました。
この体験がいざという時に活かされ、また困っている地域があれば
何かを発信できる人たちがふえると、より良い社会になると考えます。
ここ数年日本では残念ながら自然災害のニュースが多いです。
色々な事例を参考にして防災キャンプも継続していきたいです。
支えていただいた参加者、スタッフ皆さん、ありがとうございました。
(ジミー)