
丸火自然公園の中には「木」がたくさんあります。
「自然」公園ですし、基本的にはあるがままにしておきますが、
自然「公園」なので、皆さんに被害がおきているモノ・被害が起きそうなモノは
簡単に出来る事は所員が対応して、専門的な技術や装備などが必要な事は業者さんにお願いしています。
昨年、丸火自然公園ではコナラの木が枯れてしまう木の病気が広がり、
健康そうに見えても中がだめになっている木が多くあります。
それを業者さんにお願いして作業してもらっています。
本日のミッションは画面中央のピンクのテープを巻いてある木を倒します。
まずは木に登って、枝を落とす作業から。
「木に登って枝を落とす」仕事を専門に行う方を「空師そらし」「アーボリスト」というそうです。
周りの木に登る為のロープを渡して、
道具を体中に括り付けて、スルスルと登って行きます。
木の上に登ってからも、木にカラダを固定するロープを確認して、倒れる方向を確認して慎重に進めますが、
いざチェーンソーを使いだすと一瞬で終わります。
木の仕事には大きく3種類仕事があるそうです。
1)林業 主に森林での木の伐採 木を植える作業も仕事の一つ
2)造園業 庭を作る仕事 植木を育て、その木の剪定・伐採・移植も含む
3)空師 背の高い木を切り出す仕事 (木を育てる事はあまりしないらしい)
こちらの業者さんは、主な仕事は 1)の林業を行っているそうです。
針葉樹と広葉樹の倒し方の違いや、仕事をスマートに見せる努力の事、切る前に木をよく観察して、
地上から・そして木に登ってからと慎重に何度も考えてから作業を行っている事など教えて頂きました。
もし公園内で見かけた時に、木をみつめているようでしたら倒す方向を考えているかもしれません。
<<担当:望月(あーちゃん)>>