夏休み特別企画「8月丸火☆星座観察会~ペルセウス座流星群をみよう~」を
開催しました。
今年は、8月12日の深夜にペルセウス座流星群が極大と予想されているため、
前後日含め、11日・12日・13日と連続で企画しました。
今年は梅雨もなかなか明けず、すっきりと星空が見える日がほとんどありません。
丸火は標高500メートルで、水蒸気がたまりやすく、霧の森ですから、
夏の観察会は本当に厳しいです。
11日は雲に覆われ中止、12日は開催したけど星は見えず・・・
(研修棟で、スライドを見ながら星空解説を行いました。)
そして、13日。薄雲はかかっていましたが、なんとか星を観察できました!!
夏の大三角や、惑星の土星、木星も確認できました。
新型コロナ感染症対策として、手指のアルコール消毒、3密を避ける、
マスクの装着に加え、望遠鏡を見るときは、
目の粘膜からの感染防止としてマイコップを利用しました。
ナナがいつも、指導していただいている「ディスカバリーパーク焼津」スタッフに
教えてもらった秘策です!
屋上望遠鏡の追尾装置が故障してしまい、あまりに古く修理できる部品がない事と、
丸火の星座観察会が大人気(毎回募集開始日にキャンセル待ち状態)なのとで、
何と新しい望遠鏡が設置されました!!今回が初稼働です。
今までみたいにぐらぐらしないし、口径が大きいのでとってもクリアに見えるし、
コントローラーつきなので、星の導入も簡単です。
いつもお世話になっている、ボランティアスタッフさんの星空案内を聞きながら、
肉眼では見えない世界を十分楽しみました。
今回のメインは、「ペルセウス座流星群」。流星が飛び出す放射点が、
ペルセウス座の方向にあるので、この名前がついていますが、
母天体は、「スイフト・タットル彗星」。
130年かけて太陽を一周している「ほうき星」です。
この彗星から放出されたチリの軌道上に地球が差し掛かることで、
地球の大気にそのチリがとびこみ流れ星となります。
観察するポイントは、夜空全体を見る事。15分間くらいは見続ける事。
というわけで、銀マットやブルーシートを準備して、
寝っ転がって観察できるスペースを設けました。
家族で、グループで、寝っ転がって星空を眺める・・・
とっても素敵な時間です!
流星が流れるたび、「わあ~!」「見えた見えた!」
「願い事まにあわない!」などの歓声が上がっていました。
12日は、中々雲が晴れない中でも参加者さんは、流星を一目見ようと
寝っ転がって粘っていました。でも、中々雲は晴れず・・・
だけど家族で寝っ転がって夜空を眺めるなんて人生にそう多くはない
と思うので、いい思い出となるのではないでしょうか?
・・・みんなが大人になって、「あの時見えなかったよね~。」
なんて会話が生まれたらそれはそれで、よいかな。
雲観察だけでは、申し訳ないので、研修棟で、
星空解説1回、上映会2回行いました・・・
<<担当:狩野(ナナ)>>