ノルディックウォーキング ~ししどてのヒミツ~

ノルディックウォーキング開催しました。

今回のテーマは、「ししどてのひみつ」ということで、

「ししどて」跡と思われる場所がある(丸火公園の南に位置する)、普段立ち入ることはあまりない

林道コースをウォーキングしました。

 

「ししどて」とは、漢字で書くと「猪土手」。

小学生対象の、少年自然の家メイン事業である「ししどて学級」の名前の由来でもあります。

今から800年位前(鎌倉時代ごろ)に、現在の今宮・神戸からこの丸火にかけて

猪がたくさん出没し、畑の作物が荒らされるなど被害が多かったので、

村人たちが知恵を出して、猪が村に侵入できないように築いた長い防護壁が

「ししどて」の始まりと言われています。

富士市立少年自然の家は、指定管理者のホールアース研究所が運営管理しております。

今回の指導者は、その母体である、ホールアース自然学校の夫津木(ガッツ)が担当しました。

ノルディックウォーキング指導だけでなく、ガッツの専門分野である、自然ガイドや

心と体のリラックスエクササイズも取り入れ、かなり充実したプログラムとなりました。

 

今回歩いたコースの見どころとしては、

紙の町富士市ならではの植物「ミツマタ」(和紙の原料)、桧や杉の人工林と雑木林の比較、

今が旬の「フユイチゴ」、正月飾りの植物「ウラジロ」、高級つまようじの木「クロモジ」

などです。今回のテーマの「ししどて」跡は、実際に見に行くには林の中の藪漕ぎと

かなり深い沢越えが必要だったため、時間の関係で写真での解説とさせていただきました。

 

軽い(?)坂がありアップダウンの連続でしたが、ところどころで、

ガッツによる自然ガイドや五感を使ったエクササイズが入り、

難なく楽しく歩くことができました。

 

林道を抜けると、少年自然の家に向かう舗装道路に出ますが、

目の前にど~んと、見事な霊峰富士が現れ、何とも心地良い瞬間を味わいました。

 

少年自然の家に戻ってきたら、

ポールを使ったレクリエーションも楽しみました。

参加者の笑顔や、笑い声がとびかいました(^^)

 

極寒が予想されていましたが、天気も良く穏やかな日となり、

心も体もリラックスできて、コロナ禍でも素敵な一日となりました。

 

次回は、丸火を飛び出して、大渕笹葉を歩きます。

皆さんのご参加をお待ちしております!!

 

<<担当:狩野(ナナ)>>