1泊2日の星座教室開催しました。
天気にも恵まれ、最高の2日間となりました。
天体について、たくさん学ぶことができました。
星座教室は、富士市内の4年生から6年生50名が参加します。
6班に分かれ、集団生活を行います。
一人一役、責任を持って任された係を担当します。
まずは、2日間一緒に過ごす仲間との顔合わせから始まりました。
今年は、各班に大学生実習生が入ってくれたので、はじめは緊張している様子でしたが、
すぐに打ち解けてどの班も笑顔になっていました。
さて、まずは2日間使用する星座版作りからスタートです。
自分で作るので、愛着もわきます。4年生にはちょっと大変ですが、
上級生が手伝ってくれ、全員完成できました。
少年自然の家では、集団生活を行う上で、色々なルールがあります。
「夕べのつどい」や「朝のつどい」など集会があります。
「夕べのつどい」で講師の先生から夜の星空観察の楽しみ方を伝授してもらいました。
夕食後は、天体についての学習を行いました。
大学生による、お楽しみ星座劇もあり、ギリシャ神話も楽しく学べました。
そしていよいよ、屋上にて星座観察です!!
少年自然の家では、東屋上に望遠鏡が2台設置されています。
望遠鏡では、オリオン大星雲や惑星の火星、プレアデス星団(すばる)などを観察しました。
これらは、星空案内人であるボランティアスタッフの辻村さんが撮影してくれた写真
(天体の名前もつけて下さいました)です。
こんなにたくさんの冬の星座を観察することができました。
西屋上では、星空案内人である所員のナナの星空解説と、
双眼鏡で富士市の夜景も楽しみました。
2日目の早朝も希望者は起床時間前に起きて、屋上にて、星空を観察しました。
朝は、春の星座や、夏の星座である「さそり座」も観察できました。
こと座のベガ付近にあるダブルダブルスターを望遠鏡で観察できました。
これは二重星がさらにそれぞれ二重星というとても珍しい天体です!
2日目は、天体をテーマにしたアドベンチャーラリーを楽しみました。
今年は、上映中の話題の映画「えんとつ町のプぺル」をモチーフにした想定としました。
主人公のルビッチが、ごみ人間のプぺルと、星の存在を信じて
えんとつの煙の外の世界へ冒険するというお話しです。
地図を見ながら、ポイントを周り、天体クイズに答えながら、
キーワード【「信じる心」と「勇気」】を集めます。
アクティビティは、流星と題して「芝滑り」・ブラックホールと題して「ありじごく」・
宇宙デブリ回収と題して「釣り」を体験しました。
昼食後は、太陽観察を行いました。
もちろん、太陽を直接見ることはできないので、
望遠鏡を通した太陽を反射板に映したものを間接的に観察。
遮光版や、特殊フィルムを施した双眼鏡でも観察しました。
黒点は0個でしたが、太陽は丸い事、
動きが速い(地球の自転の速さ)ことを体感しました。
星座版を使ったクロスワードや、太陽についての学習も行いました。
2日間、盛りだくさんの天体プログラムを体験し、天体について学び、
宇宙の広さを感じとり、宇宙に思いをはせてくれたようです。
<<担当:狩野(ナナ)>>