
9月・10月と曇天の為中止となってしまった、星空観望会、やっと開催できました!
昼間、丸火の上空には雲が立ち込めていて、今回も開催見合わせ・・・かと悩みましたが、
天気予報によると、19時位には、雲の切れ間から少しは星が見えるようなので、
期待を込めて開催を決定しました。
11月は、木星と土星の観察会なので、この二つを観察できればいいかなと。
屋上で望遠鏡の準備をしていると、だんだん雲が晴れてきて、
富士山もきれいに見えてきました!
暗くなり始めてくると、西の空には金星が輝きはじめ、
南には木星、土星、フォーマルハウト・・・と順々に星が現れてきました。
望遠鏡では、金星は三日月のように欠けている姿を観察でき、
新月に近いほどかけている月は地球照で丸く見えクレーターもはっきり見えました。
今日の観察会、星見えるかも!と期待が高まりました。
さて、いよいよ本番。
定員を上回る応募があった為、抽選で見事当選された運のいい参加者の方々、
集合時間厳守で集まって下さいました。
空には、歓迎するかのように、星々が!!
本日の観察目的である、
土星の環、木星の4つの衛星(イオ・エウロパ・ガニメデ・カリスト)を望遠鏡で観察しました。
肉眼とは違う天体の様子に、皆さん大満足してくれました。
今回も星空案内人仲間の辻村さんや、さゆりさんなどのボランティアの方々にお手伝いいただき、
星空解説も充実させて、秋の夜空を楽しんでいただきました。
双眼鏡を貸し出したので、すばる(プレアデス星団)を見つけたり、
二重星を観察したり、富士市の夜景も楽しんだり、各々自由に過ごしました。
中には自前の望遠鏡を持参して観察していた熱心な方も!
隣では、マットを引いて寝転ろびながら夜空の星を楽しんでいるお子様もいました(笑)
続いて望遠鏡では、私たちの天の川銀河のお隣の銀河「アンドロメダ銀河」や
ペルセウス座にある二重星団の「h-χ(エッチ・カイ)星団」、
はくちょう座のくちばしにあたる二重星「アルビレオ」、
こと座の「ダブルダブルスター」を観察してもらいました。
3か月ぶりの天気に恵まれた星座観望会。
秋の夜空を、普段立ち入れない少年自然の家の屋上で、思う存分満喫しました。
これからの季節は、寒いけれど空気が澄んで星も見えやすくなると思います。
次回は、毎年恒例の雨天曇天でも開催される観察会となります。
工作や、上映会(雨天曇天の場合)も予定しておりますので、楽しみにしていてください。
<<担当:狩野(ナナ)>>