令和3年度 ししどて学級 最終回を開催しました。
今回のテーマは、「丸火の冬じたく」。
森林学習、火起こし、星座観察、輪飾りづくり、餅つき、鏡餅づくりと、
盛りだくさんの活動を行いました。
森林学習では、富士市林政課の職員さんと、富士地区林業研究会の方から、
森林を守る為の間伐の必要性を学び、チェーンソーによる伐採を見学しながら、
実際にロープを引っ張って(綱引きのような感じ)木を倒す作業を体験しました。
初めての体験にわくわくし、木が倒れる瞬間の音に耳をかたむけました!
グループを二つに分けて行ったので、
待っているグループは、こばさんによる火起こし学習と、
中央広場で自由時間となりました。
各々、お友達と親交を深めていました。
昼食は、中止になったキャンプの回にできなかった、
火起こしを行い、自分達で餅を焼いて、お雑煮をいただきました。
ちょっと焼きすぎちゃった人もいましたが、これも経験。
次はきっと上手に焼けるでしょう。何事も失敗は成功のもと!!
午後は、森林学習で伐採した木を使って、「丸太切り」や「森のかけら」
(アクセサリー作り)を行いました。
間伐した木を、無駄なく再利用する。素敵な試みです!
こちらも2グループに分かれて、もう一グループは
クリスマスツリーに飾る「将来の夢カードづくり」や、「輪飾りづくり」を
行いました。
仲良くなったししどて学級仲間との、将来の夢の会話が弾んでいて微笑ましかったです!
皆の夢カードが飾られたツリーの光る食堂で、
ケーキやジュース付きの特別食で夕食を楽しみました。
リクレーション係の音頭で最後の晩餐(?)の乾杯をし、笑顔満載!
夕食後は、ナナによる星座学習を行いました。
天体についてや、秋の星座について、まぢかに迫るふたご座流星群について
などをお話ししました。
実習生による、神話劇で、より秋の星座を身近に感じ取ってもらいました。
すばらしい劇団員たちでした!皆の夢中に観覧している姿がその完成度を
物語っています(笑)
その後は、屋上にて実際に星空観察。
望遠鏡、双眼鏡も使っての観察も行いました。
肉眼では見えない世界が広がっている壮大な宇宙の広さを実感しました。
秋の星座に加えて、西には夏の大三角がまだ見え、
東からはオリオン座など冬の星座も昇ってきて、
3シーズンの星空が観察できました。
最終回の最後の夜に、皆で見た美しい夜空は、きっと心にいつまでも
残っていることでしょう!!
2日目は、恒例の「餅つき」をおこないました。
日本伝統の手法で、臼と杵を使いました。
なかなか最近はめずらしくなり、貴重な体験に皆満足です。
つきたてのお餅は、すぐに丸餅にしました。
口にほうばりたいところですが、コロナ感染症対策で、がまん我慢。
あ~ちゃん指導のもと、折り紙で三方もつくり、ミニ鏡餅の完成です!
1日目に作った輪飾りとともに、正月準備は万全となりました。
今年度も、悪天候や新型コロナ感染症拡大防止の為に中止になってしまった回もありましたが、
開催できた回は、かなり充実したプログラムを準備しました。
色々な体験を新たに取り入れ、新星「ししどて学級」という感じでした!
歴史も古い活動なので、昔からの大切にしているところは残しつつ、
新たな風も吹かせ続けていけたらいいなと思います。
講師の皆さま、実習生の皆さま、保護者の皆さま、その他ご協力いただいた全ての方々に
感謝しつつ、参加してくれた子ども達の成長を願っております。
<<担当:狩野(ナナ)>>