令和4年度第2回ししどて学級

※写真につきましては写真屋さんより共有された後にアップする予定です。

 

 

 

約1ヶ月半ぶりししどて学級。

今回は2泊3日で富士山学習と宝永登山。夏の宝永登山は初の試みです。

 

第1回目に欠席した子もいるので、まずはみんなでアイスブレイクゲーム。

各班で名前順や誕生日順にラインアップ。この3日間で誕生日の参加者がいたので

みんなでバースデーソングを歌いました。

その後のジェスチャーゲームも大盛り上がり。みんなの表情が柔らかくなりました。

 

次は班旗つくり。

それぞれ名前入りでデコレーションをし、木の棒もつけて

立派なものができました。富士山5合目で班の集合写真の際に

早速使いましょう!

 

昼食後は体育館で登山の専門家大嶽さん(ニックネームは「ぴーまん」)を

招いて、体育館で登山のレクチャーを実施。

レンタル用品も確認し、ヘルメットも装備しました。

 

登山の歩行練習は丸火公園内を歩きました。

中央広場では靴の中に砂利が入らない様にするためのスパッツの装着を練習。

またせっかくヘルメットを着けているので、コウモリ洞窟に入って

涼しい溶岩洞窟の中でクールダウンし、富士山のおなかの中で

休ませてもらいました。

 

夕食後は研修室で明日のルートの確認。トイレの様子を含めて

イメージの共有をしました。

 

入浴後は早めに消灯。

しっかり寝てもらうために枕カバーを配布し、寝袋&銀マット&枕で

睡眠をとりました。明日の天気を願います。

 

 

2日目は5:30起床。

今日も丸火に泊まるので、身支度は少し楽になります。

朝野集いと検温をして朝食を済ましたらバス2台に乗って出発。

途中こども国付近で富士山がバッチリ見えて気分も高揚。

水ヶ塚駐車場でトイレ休憩をはさみ、一気に標高2400mの富士宮口5合目到着。

雲が下に見えます。

 

開講式を行い、ガイドのぴーまんさんとおのちゃんを紹介。

2グループに分かれてトレッキングをします。

それぞれで再びトイレへ行き、班ごとに集合写真、

配布物(検温OKのリストバンド、お弁当、飲み物)を確認、

準備体操をしていよいよ出発。

 

まずは6合目までゆっくりゆっくりと登ります。

下界には雲がわんさかあります。風もでてきました。

目線を上にすると山頂の様子や鳥居も見えます。

また登山途中では森林限界を超え、厳しい冬を乗り越えている植物の

最前線の様子をみました。

 

6合目後は宝永火口縁までほぼアップダウンがないルートをトラバース。

火口の縁に到達した際は大きな大きな火口(山頂の火口より大)が

姿を現してみんな感嘆をしました。

 

グループ写真を撮って火口の中へ。

宝永山山頂の風が強そうなので、宝永第一火口の底で

半分だけお弁当を食べる休憩をとりました。

 

山の天気は変わりやすく、ガスも出てきて少し雨も降ってきました。

レインウエアとスパッツを装着して、いざ宝永登山。

 

足場の道が柔らかく、溶岩の砂利(スコリア)に足を置くと

少しズリズリと後退する中が、本当にゆっくりと呼吸を整えながら

少しずつ登っていきます。

コロナ禍で普段の運動や外遊びが以前よりも制限をされていた中で

子供たちの体力を確認しながら一歩一歩とに1時間20分かけて山頂付近へ

到達しました。

 

ただし宝永山山頂はガイド経験で5本の指に入るほどの暴風!

1~4班は馬の背を経験したらすぐに元のコースへ帰路を余儀なくされ、

5~8班も馬の背わずか手前で帰路となりました。

よって予定の御殿場口5合目には行かず、来た道を戻り富士宮口5合目に

戻る修正を行いました。

 

風に伴い雨も降ってきて、気温が低下してきました。

トイレに行きたい子が出てきたので、お弁当の半分はバスの中でとし、

6合目山小屋のトイレ経由で下山しました。

体力的にしんどい子もでてきましたが、班の仲間やサポートしてくれる

実習生の励ましの声に勇気と元気をもらいました。

 

バスにのり、お弁当を食べ、水ヶ塚公園でトイレ休憩をし、丸火に戻り。

閉校式ではぴーまんさんとおのちゃんから講評とエールをもらいました。

次のそれぞれの富士山に活かしていきたいです!

 

夕食、お風呂、全体ミーティングとスケジュールを緩やかにして

今日も早めに消灯。ゆっくり休んでください。

 

 

3日目最終日。

6時起床で荷物をまとめて枕カバー&銀マットの返却と検温。

荷物移動後に清掃をし、朝の集い、そして朝食。

 

朝食後は青少年の家の炊飯棟に移動をして、溶岩染めのプログラム。

溶岩を粉砕した粉と植物由来の粉を水に溶かして、

子供たちがそれぞれ蜜蝋クレヨンで描いた布の白い部分に

筆と刷毛で染めていきます。

作業完了した子から新聞紙に挟み込み、ビニール袋に名前を書いて保管。

家に帰って冷水で手洗いしたら蜜蝋が溶けて、また余分な粉も落とされ

乾かしたら完成!家に持ち帰って忘れないでね。

また洗濯機で他の衣服と一緒にすると他のものが染まってしまうので

気を付けてください。

 

溶岩染めの後は体育館で次回のキャンプファイアーについての準備。

出し物となるスタンツについて説明を受け、班で話し合い。

実習生と一緒にダンスも練習し、次回が楽しみです。

 

昼食後は「溶岩染め」同様にもしかしたら学校の宿題にもなるかもしれない

「ふじさんへの手紙」を個々に書きました。

 

富士山尽くしの3日間。

今までは秋の1泊2日の際に実施しましたが、時間に追われてたり、

山小屋がもう閉まっていたりという状況に比べると良かった面も

多かったです。

富士山の優しさ(景観の素晴らしさ)を体験した一方で

富士山の厳しさ(天気、環境等)も味わいました。

みんながこの体験を自分の言葉にして、富士山に訪れる方々に

楽しさと苦しさを伝えてもらう嬉しいです。

 

次回は秋のキャンプ。夏ではなく初めて秋の実施となります。

自然の中で衣食住を楽しく体験しましょう!

 

 

※参加者皆様には写真についてのインターネット販売についての

 お知らせの配布資料をご覧いただき、閲覧日時についてご確認の程

 よろしくお願い致します。

 

(文責:ジミー)