毎年恒例の、「丸火★星座観察会」を2日間にわたり開催しました。
今回は、「秋の星座観察会」です。
季節は冬ですが、観察会を行う時間帯は、秋の星座が天頂付近をにぎわせています。
「丸火★星座観察会」は天体の基礎知識のお話しから始まります。
恒星・惑星・衛星についてのお話しでは、身近な天体の太陽・地球・月になりきってもらい、
体で動きを体験してもらいました(笑)
初日は、曇天でした。時折月が顔を出してくれましたが、星はほとんど見れず・・・
参加者も少なかったこともあり、急遽双眼鏡の操作体験と望遠鏡設置体験を行いました。
望遠鏡を設置するには、屋上の倉庫をあけることから準備します。
大人3人がかりで移動するとても重たい倉庫ですが、
参加者の子どもたちみんなで協力してあけました。
いつもなら天体にあわせてある三脚に設置してある双眼鏡や、望遠鏡にはさわらない約束ですが、
自由に操作するなどいつもとちがう貴重な体験会となりました!
2日目は、雲がほとんどないすっきりした夜空で、観察が行えました。
秋の星座の中心となる四辺形「ペガスス座」、ギリシャ神話に出てくる「カシオペア座」。
夏の星座の「白鳥座」や夏の大三角もはっきり観望できました!
惑星の火星・木星・土星と月もきれいに輝いていました。
望遠鏡では、月のクレーター・赤い火星・木星のガリレオ衛星を観察しました。
火星は12月1日に約2年2か月ぶりに地球に大接近したばかりで、2033年まで今より近づくことは
ないのでいいタイミングで観望できました!
双眼鏡では、プレアデス星団(すばる)を観察。
肉眼では見ることのできない世界に、皆感動してくれました。
今年の工作は、星座盤づくりを行いました。
ハサミも必要ない簡単にできるキットを利用しました。
完成した星座盤で、ついさっき見たばかりの星座の位置を確認できました。
気温が低く寒かったですが、瞬く星たちに癒され、
望遠鏡や双眼鏡で見る世界を楽しむことができました。
12月14日には「ふたご座流星群」が極大を迎えます。
星空案内中にも一瞬でしたが流れ星が見れました。
思わず「おお!」と歓声が上がっていました!
次回は1月下旬に開催します。今度は冬の星座が主流です。
天気が晴れることを祈ります!
<<担当:狩野(ナナ)>>