令和4年度 星座教室開催しました

昨年度は新型コロナウィルス感染症拡大防止の為、開催が中止となってしまった星座教室。

今年度は、2年ぶりに開催できました。

 

今年度のテーマは「かんじんなことは目にみえない」by「星の王子さま」

のお話しをもとに、1泊2日天体を満喫しました。

 

星座教室の対象者は小4~小6ですが、今年は小学4生の参加が多かったです。

少々緊張気味にスタートしました。

初めに開講式。講師の先生の紹介や2日間の日程を確認しました。

アイスブレイクで緊張をほぐし、2日間共に過ごす各班別に集まって自己紹介を行いました。

 

1日目は、星座版づくり、天体学習、天体観測を行いました。

手作り星座版は、お土産にもなります。

 

天体学習では、天体について基礎的なことをお話ししました。

太陽系、銀河、冬の星座などに加えて、今年話題の天体紹介(ZTF彗星)もしました。

星好きが集まってるので、皆のりのりでお話を聞いてくれて、反応も良く、

とっても話しやすかったです。

今回は「星の王子様」のお話がテーマになっているので、

大学生スタッフによる「星の王子様」劇も楽しんでもらいました。

皆、身を乗り出して大盛り上がりです!

 

天体観測は、屋上で望遠鏡や双眼鏡を使ったり、星空解説を聞いたりして過ごしました。

望遠鏡では、月のクレーターや木星、オリオン大星雲を、

双眼鏡ではプレアデス星団(すばる)などを観察しました。

とても良いタイミングでISSも見ることができました。

気温はかなり低く、とっても寒かったですが、冬の星座が美しく輝いていました!!

 

 

2日目は、早朝5時30分から屋上で、天体観測を行いました。

起床時刻は6時。希望者のみと伝えましたが、さすが星好きの集まり、

 ほとんどの児童が起きてきてくれました。

メインは春の星座ですが、南の空には夏の星座のさそり座、東の空には夏の大三角も観察できました。

西の空には、月齢14日と限りなく満月に近い月もまだ沈んでいませんでした。

望遠鏡では、北斗七星の二重星「ミザール・アルコル」と白鳥座の二重星「アルビレオ」を観察。

 太陽が昇りはじめだんだん空が明るくなり、星がひとつづつ消えていく空を見るのも

めったにない体験だと思います。

 

自分の布団を片付け、清掃をした後は、「朝のつどい」です。

講師の先生のリクエストに応えて、ジミー所長がラジオ体操を担当してくれました。

ラジオ体操の音楽は方言バージョンや外国語バージョンなど、

色々ありますが(所長の趣味!?)、ドラえもんバージョンで行うことになりました。

 

朝食を食べたら、いよいよ丸火自然公園内でのアドベンチャーラリーです。

題して「星の王子さまとめぐる星ぼしの旅」を楽しみました。

天体名のついたポイントをめぐるのですが、クイズあり、ミッションありです。

班で協力して、マップ片手に旅をしてもらいました。

 

戻ってきた班から太陽観察を行いました。

望遠鏡を使って間接的に映した太陽を見て地球の回転の速さを感じ取ったり、

遮光版を使って太陽は球体である事を見たりしました。

 

昼食は班でお弁当をいただき、

午後は、自作星座版を使ったクロスワードや

太陽学習を行いました。

 

2日間、天体づくしの活動で、お腹いっぱいだと思います。

テーマである「かんじんなことは目にみえない」が心に残ってくれると

嬉しいです。

<<担当:狩野(ナナ)>>