東日本大震災から12年目となった11日土曜日に
防災ディキャンプを実施しました。
コロナの影響に配慮しながら7家族の皆さまとともに
いざという時の為に楽しみながら体験を通して学ぶことを
テーマにキャンプを開始しました。
キャンプ長のジミー、ナナさん、こばさん、ぴーまん、
食堂スタッフの森本さんで進行&サポートをします。
炊飯棟で家族紹介、オリエンテーションをした後に
まずは南広場の富士山が見える場所で富士山体操をして
からだをほぐします。
その後は大人と子どもで家族ごとに火起こし用の焚き木集めと薪割り。
小さい子でも安全にハンマーを振り下ろせる薪割りを実施し、
従来の斧でのスタイルでは、大人の方々も丸太をまっぷたつに
気持ちよく割ってくれました。
薪ができたら火を起こす準備。
家から持参した新聞紙と中古の割りばしとともに
自分達で集めた薪をカマドにセット。
次はいよいよ食事準備。
昨年に引き続き日本赤十字社静岡県支部がHPで公開している
「炊き出し名人」のレシピに挑戦!
富士宮市のパワースーパーピアゴのサービスカウンターで
購入可能な「包装食袋」(50袋で330円)で、ピラフと
クリームパスタ、デザート(豆乳プリン)の
非常食を楽しくつくります。
https://www.jrc.or.jp/chapter/shizuoka/apeal/pdf/takidashimeijin_2.pdf
家族で協力しながら、一人分ずつの食材(ピラフは別ビニール袋で2人分)と
調味料を袋に詰めて火起こし開始。
鍋に水を張ってお湯が沸いたら、いよいよ袋を投入。
それぞれおの袋をなべに入れて指定時間
火を通しました。
完成後早速昼食。
ジミー個人の感想では、
①ピラフはリゾットっぽくて少し芯が残っているものもあり、
もう少し時間をかけた方が良かった。
②クリームパスタは美味しくできた。半分に割った麺が
ビニール袋の中で曲がってきたらOKという事がわかった。
③豆乳プリンはスタッフ班ではうまく固まらなかったが、
参加者家族ではしっかりとしたものができていたので、
かき混ぜや冷やしなどに工夫の余地がある。
となりましたが、12年前に福島県いわき市で災害支援活動をした際に
避難所で体験した毎日コンビニおにぎりと総菜パンが続く避難生活の
食事と比べたら、多少のことがあっても温かい家族でつくった
食事は心が安らぐだろうなと感じながらいただきました。
電気やガスが無い中で「こんなやり方でお水を節約しながら個別に
調理ができるんだな」という炊き出し体験ができました。
片付け後は腹ごなしの運動で防災ウォークラリー。
家族ごとに7ヵ所を巡り、クイズ、給水袋に水を入れて背負って
運搬、段ボールベッド体験、簡易トイレ体験、そして自然からの
贈り物として公園内でナラ枯れによる間伐した枝を有効利用するべく
キノコの菌打ち体験をドリルとハンマーを使って作成しました。
モニタリングとして持ち帰ってもらいましたので半年後に
しいたけかなめこがでてきたら自然に感謝ですね。
ウォークラリー中に14:46の地震の瞬間を迎えました。
サイレンは聞こえませんでしたが、黙とうを捧げました。
全員無事にゴールをしてキャンプのふりかえり。
一人ではなかなか困難なこともみんなでやれば楽しみにも
なることを確認しました。
このような非日常となる活動も、普段キャンプなどで
楽しくできれば、いざという時に行動ができ、
まわりの人々にもサポートができますね。
来年はコロナ前のように体育館で宿泊する防災キャンプを
予定しています。
ぜひまた丸火に遊びに来てください。
ありがとうございました。
(キャンプ長:ジミー)