
令和7年度の新企画、「海抜0mから丸火への挑戦~富士市を楽しむノルディックウォーキング」の第1回を6月28日(土)に開催しました。当日は快晴で、暑いくらいの日でしたが、7名の参加者と元気にノルディックウォーキングを楽しみました。
令和6度まで毎月1回、丸火自然公園内(冬場は路面凍結が心配なので大渕周辺)でノルディックウォーキングを行っていましたが、ガイドと一緒に富士市の名所を巡りながら、5回に分けて海抜0mから出発し、海抜500mの丸火自然公園を目指す新企画となりました。
第1回目は、JR吉原駅に集合し、海抜0mの海岸⇒富士塚⇒富士と港が見える公園⇒東海道⇒左富士⇒ゴールは教育プラザというコースをウォーキングしました。




全5回の各コース上に、「富士山登山ルート3776スタンプラリー」のポイントがあります。初めに富士市交流観光課の職員さんにスタンプの取得の方法の説明をしていただきました。なんと、スタンプを集めると、素敵なバッジがもらえます。
登山ガイドのピーマンによる準備体操、スタッフのさやぽんによるポールコンビネーションからのウォーキング練習をしたら、いよいよ出発です。ノルディックウォーキングが初めての参加者もあっという間に慣れて、かっこよくポールを使いこなしていました。



まずは、海抜0mの海岸を目指しました。海岸までの道中にある、六地蔵や閻魔堂、地蔵堂や、昭和天皇行啓記念碑など、元吉原地区の歴史について触れながら進みました。



海岸につくと、波ははとても穏やかで、とても気持ちのいい風が吹いていました。海岸植物や、溶岩と堆積岩の違いを観察しながら、富士塚に供える石を拾いました。



富士登山の起点となる富士塚につくと、海岸で拾ってきた石を重ねて、安全祈願をしました。
富士塚は、「3776ルート」のスタート地点です。スタンプポイントでもあり、スマホを使って、電子スタンプを獲得しました。



その後、「富士と港が見える公園」公園により、東海道を往来する旅人を改める見付跡や吉原宿跡の説明看板を見学し、休憩したら、旧東海道へ向かい出発しました。






旧東海道は、交通量が激しいので、左富士神社まで並走する川の土手を歩きました。左富士神社には、一里塚跡の石碑があります。ここでさやぽんから、「一里は何キロ?」クイズが出題されました!答えは約4キロ。石碑には、日本橋から34番目と記載されていたので、約130キロ地点であると、東海道を旅する昔の人たちに思いを馳ました。
すぐ近くには、「安藤広重の東海道五十三次」の「吉原左富士」の名勝があります。保護されている松を間近で見学し、浮世絵が彫られた場面図と比べてみました。
参加者の方からは、「普段、車で一瞬で通り過ぎてしまうところを、歩けば色々な発見があり、歴史を感じる石碑や建造物に会え、暑かったけれど充実したウォーキングとなった。」とうれしい感想をいただきました。
今回は、富士山が雲に隠れていましたが、コース上の史跡はどれもこれも富士山にまつわるものが多く、富士市は改めて歴史と富士山の融合の町と、奥深さを感じとった回となりました。
次回は、吉原宿を中心にウォーキングします。猛暑を避けるため9月開催となります。歴史を感じながら新しい発見を楽しみましょう!
<<担当:狩野(ナナ)>>