まるび☆ちびっこ森の探検隊~小学生編夏~(9/23)開催しました

祝日の秋分の日に、小学1~2年生対象の「ちびっこ森の探検隊~小学生編~」開催しました。参加者は22名。秋晴れの気持ちの良い丸火の森を遊びつくしました!

「ちびっこ森の探検隊」は、その日集まったメンバーで、話し合って活動内容を決めていく非構成型プログラム。この話し合いを「作戦タイム」と呼んでいます。
はじめに、どんなメンバーと、どんな一日を過ごすか、作戦タイムからスタート。自己紹介を通して、皆のやりたい事を聞いて、地図を見ながら話し合いました。幼児編から参加してくれている子どもも多く、どんなことがどこでできるかを知っている子たち中心に意見交換が進んでいました。目的地が決まったらいよいよ出発です!

最初に点呼用に番号を決めました。22名全員帰りまで自分の番号をしっかり覚えてくれていました。さすが小学生!!目的地までの道も、どんどん自分達で考えながら進んでいました。
午前中は、木登り・秘密基地づくり・虫取り・穴掘り・おにごっこなどが行われていました。

木登りは、幼児編から参加している子どもがスルスル登る姿を見て、挑戦してみたい子どもが続出!お互い足を置く位置、手を伸ばす位置などアドバイスし合いながら、挑戦者たちは全員登ることができて大満足!

丸火の森には、倒木や枯れ枝など遊ぶ素材が沢山!自分の身体より大きな木を運び出し、協力しながら秘密基地を作りました。次々アイデアが飛び交い、どんどん発展していく様子は、小学生編ならではです。
あっという間に素敵な秘密基地が完成していました。

丸火の森には、虫たちもたくさんいます。初めは怖がっていた子も、友達が捕まえている様子を見ていると、挑戦しないわけにはいきません。一度捕まえることができると、それが自信につながり、次々捕まえて自慢げに報告してくれました。貸し出したプラカップいっぱいコオロギを捕まえている子がいれば、1匹捕まえたら観察して、逃がしてまた別の虫を捕まえるを繰り返している子もいました。微笑ましかったのは、虫を逃がす時に、「自由になってよかったね~」と虫さんに声をかけている子がいました。幼児編だと、捕まえた虫をどうしても持ち帰りたいと言い張る子が多いのですが、小学生になると命の大切さに気付いたのか、飼うことの大変さを経験したのか、いつのまにか何も言わなくても自然に返している子がほとんどでした。

軍手をはめて、穴を掘っている子どももいました。なんと「落とし穴」づくりに励んでいました。
「ミミズ」が土の中にいるのを発見し、興味津々。

おうちの人の手作りお弁当を食べたら、午後の過ごし方の作戦タイムを行いました。
今回は、この作戦タイムが、かなり濃密な話し合いとなりました。ちびっこ探検隊は、作戦タイムを大切にしています。一人ひとりの思いを大切にしつつ、できるだけ多数決は避けて、全員が納得できる意見交換をとことんやらせてあげる時間を確保するようにしています。少々時間はかかりましたが、一応全員が納得いくコースを決めて、目的地に出発しました。目的地はコウモリ洞窟!

コウモリ洞窟までの道のりは、まさに「探検隊」らしい、森の中の険しい道を歩きます。
途中転んだりもしましたが、互いに励ましあい、なんとか皆たどりつくことができました。
名前の通り、洞窟には「コウモリ」が住んでいます。たいていは人が入ってくると、洞窟の外に逃げてしまうのですが、今回出会うことができました。皆大喜びで、歓声が上がっていました。

中央広場まで戻ってきたら、迎えの時間が迫ってきていたので、最後各々やり残した遊びを楽しみました。「アリジゴク」を走り回り、ちびっこ砦に登り、芝滑り場でごろごろ滑ったりと全身を使って遊びました。


最後は一日のふりかえりを行いました。皆とても楽しい一日を過ごせたようです。
「秘密基地づくりが楽しかったです!」「洞窟探検でコウモリに会えたことが嬉しかったです!」「木登りが楽しかったです!」「虫取りができてうれしかったです!」などなど今日の一番を発表してくれました。
絵本の読み聞かせをしたらお別れです。皆遊びきった感の満面の笑顔でおうちの人と帰って行きました。
小学生編は自分達で色々と試し、考えて工夫し、挑戦したりと、遊びの展開が素晴らしかったです。
自然の中では、それらを可能にしてくれる環境がそろっています。とてもいい時間を過ごせました。
次回は1月12日(月・祝日)に開催します。今度は冬の丸火の森を、遊びつくしましょう!!

【保護者からのコメント】※アンケートより一部抜粋
・初めての参加でしたが、スタッフの方々みなさんとても親切で、探検している間に打ち解けていたのか、帰る時も自分からお礼の挨拶をしたがっていたので、短い時間で色々なことを経験させてもらったんだなと感じました。
・とにかくたくさん遊べて楽しかったそうです。疲れているはずなのにニコニコ活き活きしていました。

<<担当:狩野(なな)>>