第2回ししどて学級(9/13~9/14)開催しました

2025年9月13日(土)~14日(日)、96名の元気な児童とともに、第2回ししどて学級を開催しました。
第1回目から約2か月ぶりの丸火。受付終了後には、班の仲間と再会を喜ぶ姿が見られました。

今回は、2日目に宝永火口トレッキングへ挑戦。ほとんどの児童が初めての体験で、ワクワクやドキドキ、不安と楽しみが入り混じった気持ちのようでした。

1日目は、そんな児童たちに山の歩き方や過ごし方をレクチャー。講師には登山家で登山ガイドでもある「ぴーまん」さんを迎えました。急斜面の登り方、細い道の下り方、疲れにくい呼吸の仕方などを学び、体育館で班やグループごとに実際の歩行練習をしました。
また、ヘルメットのかぶり方やあご紐の調整、スパッツ(ゲイター)の装着方法についても確認。質問タイムもありました。

さらに団結力を深めるため、班カードを作成。ある班では合言葉を決めて「班全員でトレッキングを成功させよう」と工夫しており、感心させられました。

夜はスライドを使い、実際の登山道の写真を見たり、トイレや休憩場所、目的地である宝永火口の様子を確認しました。

翌日は朝5時30分に起床。眠そうにしながらも、みんなの目は希望で輝いていました。
朝食やトイレを済ませ、バスに乗車。7時に丸火を出発しました。途中、水ヶ塚の駐車場で休憩。霧の中だったため、目指す宝永山は見えませんでした。

しかし、水ヶ塚を出発して4合目を超えたあたりからは、富士山や宝永山が姿を現し、歓声が上がりました。児童たちも興奮を抑えきれない様子でした。

5合目に到着すると、表情にも気合が感じられました。

登り始めると酸素の薄さや歩きにくい斜面で一気に疲れが出ましたが、各班で声を掛け合い、数回の休憩を取りながら6合目へ到着。(今年の児童は弱音を吐かないな〜)

6合目以降は急斜面は少ないものの、慎重な歩行が必要な場所もありました。やがて火口分岐点に到着。登山ガイドから確認を受け、宝永第1火口へ出発。昼食までもう少しです。

第1火口で昼食をとりました。みんな、いつもより早いペースで食べていたようです。風が強くなってきたため、第2火口へは下らず、来た道を戻ることにしました。

けがもなく無事に5合目へ下山。一回り大きくなったような笑顔が、最高に輝いていました。帰りのバスでは、興奮冷めやらず友だちと盛り上がる子もいれば、疲れて眠ってしまう子もいました。
今年は天候に恵まれ、きれいな富士山や宝永山、宝永火口を眺めることができました。余談ですが、行きの6合目付近では鹿を見た児童もいたようです。
この体験が、みんなの思い出の1ページに刻まれていたら幸いです。

<<担当:関崎(せっきー)>>