第3回 海抜0mから丸火への挑戦!富士市を楽しむノルディックウォーキング(10/18)開催しました

2025年10月18日(土)、丸火自然公園を飛び出し「富士登山ルート3776」を活用した、お出かけノルディックウォーキング、第3回目を開催しました。(第2回目の様子はこちらをご覧下さい。)
今回は富士総合グラウンドをスタートし、海抜70m~200mをウォーキングしました。全5回の中で、最も標高差のあるコースです。テーマは「北斎の見た片倉茶園の景色を歩こう」です。
葛飾北斎の「富嶽三十六景」の中の「駿州片倉茶園の不二」を描いたと思われる地を訪れ、そこからの景色を眺めながら、8名の参加者とノルディックウォーキングを楽しみました。

今回のコースは、総合グラウンド出発→広見公園→法蔵寺→総合グラウンドです。
準備体操をしたら、まずは海抜70mの広見公園を目指しました。
下りなので、スイスイ歩けます。高台からの眺めも最高です!
秋晴れの気持ちの良い日でしたが、富士山は雲に隠れていました。
晴れた日に取った写真をご覧いただくと富士山をバックに茶畑の中を下る様子が想像できると思います。

総合グラウンドの敷地内には古墳公園があります。
広見公園にも古墳や高床式倉庫などが、実物大で展示されています。
広見公園には、前回の東海道コース上にあった「道しるべ」も移設されています。
スタッフの「さやぽん」と登山ガイドの「ぴーまん」の解説に耳をかたむけ、富士市の歴史を知ると共に昔の人たちの生活に思いをはせました。

広見公園からは、富嶽三十六景の「駿州片倉茶園の不二」を描かれた場所と言われているスポット、
法蔵寺を目指します。海抜200mまで登ります。
上り坂の連続ですが、2本のポールを使っているので、楽々進めます。
それでもこまめに休憩を入れて、北斎クイズを楽しみながら進みました。

法蔵寺では、富嶽三十六景の「駿州片倉茶園の不二」を設置して下さってあるので、
その絵と景色を見比べながら、茶畑と富士山(ほとんど雲に隠れていましたが)を眺めました。

今回のコースでは、野菜の無人販売や農家さんの直売所へ立ち寄ったり、
満開のお茶の花に出会あったり(お茶は刈り取られるのでなかなか花に遭遇しない)、
北斎が絵のモデルにしたと思われる茶園の保存に力を注いでいらっしゃる方に出会ってお話を伺えたり、
と予定外の嬉しい出来事で、思いがけない楽しいウォーキングとなりました。

参加者の方々からは、
「葛飾北斎が身近な人に感じられ、興味をもちました。」
「ただ歩くだけでなく、色々な知識が増えてとても楽しかったです。」
「ノルディックポールを使う事で、坂道が楽々進めました。」
などの嬉しい声がきかれました。
次回の富士市を楽しむノルディックウォーキングは、標高200m~340mを歩きます。
全国でも名の知れた「大渕笹葉」を楽しみましょう。

次回の開催情報はこちら↓

第4回「茶畑と海の景色を楽しもう」11月22日(土)
富士山と茶畑の景色がイチ押しの「大淵笹場」からスタートです。石仏や神社が多いコースを、昔の暮らしを感じながら歩いてみましょう。海の見晴らしも楽しめます。
■集合場所:大淵笹場駐車場
■コース:大淵笹場→八王子神社→大淵笹場
■ルート海抜:207~370m(距離約7km)
(お申込み、詳細はこちらから)*先着順・定員になり次第募集終了

<<担当:狩野(なな)>>