
季節の星座や天体を星空案内人のスタッフが解説する、星座観察会を開催しました。7組・26名が参加しました。
今回は今年度3回目の観察会ですが、天候に恵まれ、初めて屋上での観察ができました!
最初に星空案内人のスタッフ・ナナが、スライドで「天体」について簡単なお話をしました。
この秋見ごろの土星や秋の星座に加え、今世界中で話題となっている「レモン彗星」の紹介も組み入れました。


公転周期約30年の土星は、公道から約23度傾いていることから、15年に1度土星の環が消失します。2025年の今年はちょうど、環の消失が起こる年です。貴重な串団子姿の土星が観察できます。
なぜ土星の環が消失するのか、串団子に見えるかを体験しながら学びました。




不要となったCDを土星の環に見立て、自分の周りを移動させて環の見え方の違いを体験しました。
また、フラフープを土星の輪に見立て、公転を再現し、中央から(自分が一回転し)環の形を見て、
環が一直線になる仕組みを全身で体験し、理解を深めました。





後半は屋上に移動し、天体望遠鏡や双眼鏡を使って、遠くの天体を観望しました。
土星の串団子姿や、月のクレーターを見ることができて、皆感動していました!
星空案内では、
秋の四辺形や、カシオペア座、アンドロメダ座、秋の唯一の一等星「フォーマルハウト」などを案内しました。
夏の星座もまだ上がっていたので、白鳥座の二重星「アルビレオ」も望遠鏡で観察できました。
貸し出した双眼鏡を使って、プレアデス星団(すばる)を見つけることができ、
大喜びしている人も多かったです。
肉眼では見えない世界が、宇宙に広がっていて、その神秘さを皆感じ取っていました。
次回は12月14日(日)冬の星座・ふたご座流星群の観察を、また、2026年2月7日(土)にも冬の星座・木星の観察会を行います。
いずれも11月14日(金)申込開始となりますので、たくさんのご応募をお待ちしています。
今度も晴れますように!
【参加者の声】
・土星の環の見え方の仕組みがわかって勉強になりました。
・望遠鏡で見る、土星や月に感動しました。
・星がとてもきれいに見えました。もっと見ていたかったです。
<<担当:狩野(ナナ)>>

