ども!こばさんです。
2025年7月19日(土)~20日(日)、丸火自然公園にて『ししどて卒業生キャンプ』を開催しました!
両日とも晴時々曇りの野外活動向きの天気で、ミヤマクワガタやカブトムシがししどて卒業生たち20名を歓迎してくれる夏らしい日になりました。


『ししどて学級』は富士市の小学4~6年生が参加する、今年で50年目となる自然の家主催の行事です。
ししどて学級を卒業した子どもたちの一部からは「中学生になってもししどてやりたい!」「野外活動をしたい」と要望がありました。
確かに少年自然の家での中高生向けのイベントは少なく、それまで幼児の頃から「まるび☆ちびっこ探検隊」などに参加していた子どもたちも丸火を離れていきます。せっかく好きになってくれた野外活動と疎遠になってしまうのは寂しいところなので、企画してみました。
今回は、ししどて卒業生の中高生が主体となってプログラムを進めていきます。
普段は大半のプログラムは職員が主導しますが、それでは小学生の時と同じです。今回はいくつかのプログラムで、参加者にも司会などの役割を担当してもらいました。
最初はししどて学級で定番になりつつある「雨どいリレー」。
小学生の時はスタッフがコツを教えてくれましたが、今回は自分たちで作戦を考えます。最初は緊張からか静かでしたが、お互いに声掛けができてスムーズな流れを作れるようになりました。


ししどて学級で外せないのが、「たき火で炊飯活動」です。
小学生の時には職員が道具や材料を班ごとにそろえて教えていましたが、経験のある中高生相手にそれは失礼なので、
調理道具は「自分たちで考えて選ぶ」、火起こしは「必要な道具を集める」、食材も「自分たちで考えて取りに来る」
と自主性を重んじました。(どうなることかとワクワクしてました)
すると、
包丁を持って行かない班。薪を持って行かない班。カレー粉を持って行かない班。
どうするつもりなんだろう?とコバさんはニヤニヤ。でも最後はみんな美味しくカレーができたようです。
次はこばさん企画の看板オリエンテーリング!
丸火自然公園内の、看板や掲示物、消火栓、水道タンクなどの構造物を探すこばさんオリジナルのオリエンテーリングです。
小学生の時と同じでは中高生には簡単すぎると思い、頭を使い話し合う機会を増やし、難易度を上げてみました。
結果、さすがです。
ほとんど全部ポイント回ってきた班が出ました。来年は作り直しです。
去年と同じ地図(題名そのまま)なのがばれました。来年は作り直しです。


キャンプファイヤーでは司会をやってもらいました。
直前にハミングの練習をしたり、火の神とその前口上を自分たちで考えます。
事前にメールで練習をお願いしていた踊りも踊ります。
中学生やこばさんのその場の思い付きで流れる音楽に合わせて踊ります。
ある程度の骨子は作ってありましたが、その場対応で盛り上がってくれました。
自分たちで意見を出してその場で作り上げた感が楽しかったようです。
「未熟でも不完全でも、その場で力と知恵を合わせてみんなでやり遂げた」そういう体験を感じてもらえたようで良かったです。
ファイヤーからの夜は、「次回のししどて卒業キャンプの内容企画」で盛り上がりました。参加者たちからは、面白そうな意見がどんどん出てきます。
自分たちの力や考えで何かができるというのは楽しいと思います。


次の朝は起きてこない男子たちに大爆音で音楽を流しました。
大爆笑でみんな起きてきました。アンケートを見るとなぜかとても評判良かったです。
朝はカートンドックを食べます。おいしいです。


その後は「ししどてストラップ」を作りました。丸火自然公園内で折れてしまった桜の枝を再利用しています。
紙やすりで表面を磨きますが、みんなツルツル鏡面を枝の断面に作り出そうと必死になりました。
自主開催の『つるつる選手権』が開かれたようです。


昨夜遅くまで企画を考えていた、「次回のししどて卒業生キャンプ」の子どもたちの企画発表です。
突然の無茶ぶりですが、発表してました。
予定していたプログラムはこれでおしまいですが、今回も終了した後の「居残りフリータイム」を大半の中高生が楽しんでから帰りました。
アリジゴクに向かって走り出す者たち、ひたすらたき火をいじる者たち、セッキーと話をする者たち…
みんな楽しそうでした。
たくさん予定を詰めて、大人がすべて作りこむのではなく、その場で流れを作ってみんなで乗っていく。
しかも久しぶりに会うバラバラの学校の子どもたちと。
楽しかったです。
子ども達にも、いい刺激になっているといいなと思います。
楽しかったので、またやります!次回をお楽しみに!
<<担当:小林(こばさん)>>