天体と親しもう~夏の星座・ペルセウス座流星群~(8/12)を実施しました

季節の星座や天体を星空案内人のスタッフが解説する、星座観察会を8月12日(火)に開催しました。
15組・41名が参加しました。
今回は「ペルセウス座流星群」の極大に合わせて開催となりました。前回同様、あいにく濃霧となり流星観察はできませんでした。しかし、室内で天体の解説を聞いて、実際に身体を動かして流星が発生する仕組みを体験することで、大人も子どもも楽しんでもらうことができました。

最初に星空案内人のスタッフ・ナナから、スライドで「天体」について紹介しました。「恒星(自ら光を放つ)・惑星(恒星の周りを公転する)・衛星(惑星の周りを公転する)」の3つの特徴や具体的な名前(太陽・地球・月)を挙げました。月が明るいのは太陽の光が反射しているからなのです。

また、今回のテーマ「流星群」が発生する仕組みも解説しました。流星群の発生には彗星が大きくかかわっています。彗星の軌道に地球が近づくことで、彗星から噴き出したチリが地球の大気にぶつかり、流れ星となって見られます。

聞いているだけではよくわからないので、実際にどのような動きをしているのか、体育館に移動して体験してもらいました。
地球(惑星)・月(衛星)の役をそれぞれやってもらい、月が地球の周りを、地球が太陽の周りをそれぞれ回ってもらいました。月の役は地球をグルグル回りながら、太陽の周りも回らなければならず、大変でした。

次に体育館に再現した彗星の長い軌道を歩きながら、チリに見立てたピンポン玉を地球に近づいた時にばら撒いてできた流星を拾い集めてもらいました。大人も子どもも熱心に流星(ピンポン玉)を集めていました。

次にお土産となる、ミニランタンを作りました。紙コップに星座の形に穴をあけ、中にミニライトを入れるととても可愛らしいミニランタンになりました。完成後、照明を消すと暗闇の中にランタンの温かい光が浮かび上がりました。

最後に、体育館の壁に夏の星座のスライドショーや、ハワイにある国立天文台のすばる望遠鏡からのライブ映像を映して鑑賞しました。時折夜空を横切る流星を見つける度に、「見えた!」という歓声があがりました。
本物の流星を直に見ることができませんでしたが、天体の不思議や面白さを実感してもらえたようでスタッフも嬉しかったです。

次回は11月1日(土)「月と土星、秋の星座」の観察を予定しています。
今度こそ晴れますように!
お申込みページはこちら。(開催1ヵ月前から申込開始です。)

【参加者の声】※アンケートより一部抜粋
・星座が見れず残念でしたが、体育館での体験会や天体の話などとても満足な内容でした。
・わかりやすく、子ども達も楽しく学ぶことができました。
・流れ星がなぜ流れるのかがよくわかりました。

<<担当:大武圭介(ウォーリー)>>