更新日:2026年5月21日
富士市立少年自然の家 所長
日頃より富士市立少年自然の家をご利用いただき、誠にありがとうございます。
当施設が位置する丸火自然公園周辺は、富士山麓の豊かな自然に囲まれており、本来ツキノワグマをはじめとする野生動物の生息域に近い環境にあります。近年の全国的な野生動物の活動活発化に伴い、学校の先生方や保護者の皆様におかれましては、野外活動における安全面についてご心配されていることと存じます。
当施設では、児童・生徒の皆様が安心・安全に充実した体験学習を行えるよう、以下の通り「現状の把握」と「徹底した遭遇防止対策」を講じており、富士市当局(環境保全課・社会教育課・林政課)および近隣の施設や狩猟関係団体等と緊密に情報連携を行っております。また現状は、丸火自然公園内において「すべての野外活動プログラムを通常通り実施可能」と判断しております。
1.現在のクマ出没状況(2026年5月21日現在)
- 敷地内の状況: 現在、少年自然の家の敷地内および主要な活動エリアである、丸火自然公園(グリーンキャンプ場、中央広場、遊歩道など)において、クマの目撃情報および足跡・糞などの痕跡は一切確認されておりません。
- 周辺地域の状況:5月12日にハイキングで使用することがある、愛鷹山系越前岳の登山道馬の背(自然の家からの直線距離8km)付近で、5月20日には裾野市の十里木高原地内(自然の家から直線距離7.8km)でも、ツキノワグマと思われる動物の目撃情報がありました。
2.施設側で実施している「クマを近づけない」ための主な対策
子どもたちの活動エリアにクマを近づかせない(引き寄せない)ため、職員一同で以下の環境整備を毎日徹底しています。
① 活動エリアの事前点検と見通しの確保
- 日常の敷地内巡回に加え、利用団体様が野外活動(オリエンテーリングや散策など)を行う前に、クマの足跡、糞などの有無について職員が必ず事前にルートの安全点検を行っています。
- クマの隠れ場所をなくすため、建物周辺や主要な活動広場、遊歩道沿いの定期的な草刈りを実施し、良好な見通しを確保しています。
② 音による警戒と人の存在のアピール
- 現在、丸火自然公園内および隣接する民有林において樹木の伐採が行われており、チェーンソーや重機の音で人間の存在を周囲の野生動物に知らせて遠ざけています。また、少年自然の家では、毎日定時にチャイムや音楽を流しており、人間の存在をアピールしています。
- 利用者にはクマ鈴(50個)、ホイッスル(7個)を貸し出しています。また、緊急時連絡が取りやすいよう、無線機も貸し出しています。
③ 誘引物質(生ゴミ等)の徹底管理
- 野外炊事場やバーベキュー場での食べ残しや生ゴミは、クマを呼び寄せる最大の原因となります。当施設では利用者にゴミの持ち帰りを徹底するよう指導しています。
- 休所日を除く毎日、職員による点検と完全なゴミ回収・清掃を徹底し、屋外にごみを放置しない体制をとっています。
3.万が一丸火自然公園内や周辺地域にクマが出没した場合の危機管理マュアルの整備
当施設では、富士市教育委員会および関係機関と連携し作成した「危機管理マニュアル」を整備しています。
- 万が一、周辺地域で目撃情報があった場合や、敷地内で痕跡を発見した場合は、速やかに対象エリアを立ち入り禁止とし、安全なプログラム(ルートの変更、室内での実施等)への切り替えを利用団体様に提案・誘導いたします。
- 緊急時の避難誘導サイレン・館内放送のシミュレーションを定期的に実施しています。
💡 学校の先生(引率指導者)の皆様へのお願い
| 子どもたちの安全をより確実なものにするため、入所時のオリエンテーションでもお伝えしますが、以下の点について児童・生徒の皆様への事前のご指導・ご協力をお願いいたします。 ・活動中の音出し: ハイキングやオリエンテーリングの際は、班ごとにクマ鈴やホイッスルを鳴らす、あるいは賑やかに会話をしながら行動するようお声がけください。 ※貸出もございます。 ・ゴミの持ち帰り徹底: 野外活動中のお弁当の殻や食べ残しは、その場に絶対に放置せず、必ず指定の回収場所へまとめるよう徹底をお願いいたします。 |
当施設は、子どもたちが自然の素晴らしさを学ぶ大切な場所です。過度に恐れることなく、しかし万全の備えをもって皆様をお迎えいたします。
さらに詳細な状況確認や、下見時の安全対策についてご相談がございましたら、いつでも当施設事務所までお気軽にお問い合わせください。
| 【お問い合わせ先】 富士市立少年自然の家 電話番号:0545-35-1697(8:30-17:00 月曜・祝日休所) E-mail:info@fuji-marubi.jp |

