R5年度ししどて学級第2回目

 子どもたちの夏休みも終盤!暑さは、いまだ真っただ中。8月18・19・20日の3日間にて第2回ししどて学級を開校しました。今回の大きな目的・目標は宝永山登山です。班の仲間・学級生たちと協力することで、絆をいっぱい深めてほしいです。
 1日目の最初は班旗づくり、みんなの想いを1枚の布に書き込みます。限られた時間の中で各班、すばらしい班旗を作り上げました。

 昼食後は、明日の登山に向けて歩行練習とスパッツの装着練習!暑い中、ヘルメットとに軍手、大切な水筒をもち、汗をぬぐいながらコウモリ洞窟と中央広場へと出発。中央広場では,同行してくれる登山ガイドのピーマンさん(本校スタッフ大嶽さん)からスパッツの装着だけでなく、山登りのいろはをレクチャーしてもらいました。コウモリ洞窟では、3つの簡単な実験をしたね。学校の音楽室のような空間。名前の由来であるコウモリに出会えたグループもありました。

 2日目、朝5時半に起床。途中、水が塚公園で小休憩し5合目に到着。お弁当・お茶・アクエリアスを受け取り、トイレもよって準備完了。と思いきや、少し小雨が降ってきて霧も出てきたので、レインウエアーを着用。さあ!いよいよ宝永山登山にアタック開始。初めての登山に少々緊張気味の子どもたちもいます。まずは、6合目に向けて登り始めていく。きれいな景色が眼下に見えてきたら、少し表情も柔らかくなってきた感じです。ゆっくりゆっくりと、呼吸を整えながら前を向いて頑張って歩きました。
 6合目から右側(東側)のルートに進み、いざ!宝永火口へと出発。15分くらいで分岐に到着。しかし、あたりには霧が立ち込め火口内も宝永山も視界にとらえることができません。天候の回復を待つ間に昼食タイム。子どもたちからは、疲れたね!宝永山いけるかな?などの会話が聞こえてきます。うれしいことに、私が聞こえた限りでは、弱音を吐いている子はいなかったです。(よかった!自然を楽しんでくれている。)。少し晴れ間が出て、火口内や宝永山が見えてきた。子どもたちから観声があがる。だが、またすぐに霧が立ち込めてきてしまった。5合目の本部からの無線では、5合目は雷雨との情報が入る。天候を調べても回復の兆しなし。登山ガイドの方々と協議の結果、安全第一!残念ですが、下山を決定。子どもたちにも状況をつたえ下山を開始。さすが子どもたち!楽しみながら下山をしている。途中の第2火口では、ヤッホーと元気よく大きな声。無事5合目に下山。子どもたちのししどて学級での夏の冒険は、個々の思い出とともに終わりました。

 3日目。登山という未知の領域を体験した子どもたち、少したくましくなったかな?疲れの中にも凛とした顔つきになったと感じました。
 今日は、次回キャンプでの班の出し物(スタンツ)の打合せと、溶岩染め。溶岩染めでは、ジミーさん(所長)の説明を聞きながら3日間の思い出を、ハンカチ大サイズのキャンバスに詰め込みます。染めないところをクレヨンで塗っていきます。みんな楽しそうに思い思いの絵を描き、砕いた溶岩で染めていきます。(安心してください。もちろん富士山から持ち帰った溶岩石ではありません。)家に帰ってから水洗いをしたり洗濯をしたりして完成です。どうでしょうか?想像以上の作品に仕上がったでしょうか?思い出と一緒にみんなの宝物になってくれたらうれしいです。

 次回は、10月7・8日です。キャンプ生活を体験します。テントを張りテントに泊まり、薪で火を起こして飯盒炊爨をしたり、キャンプファイヤーをしたりします。そのほかにも、チェコ出身ジリ・ローハンさんによる森のコンサートを予定しています。みんなを丸火の森が待っています。また、丸火を楽しみましょうね。

 担当:関崎 佳宏(セッキー)